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ユーロ週間見通し:上値の重い展開か、北朝鮮リスクへの警戒感残る


■やや底堅い動き、景況感改善が好感される

先週のユーロ・ドルはやや底堅い動きとなった。ドイツの8月ZEW景気期待指数やドイツ、ユーロ圏の9月PMI速報値は予想を上回ったことから、ユーロ買いになった。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)でバランスシート縮小を10月から開始する方針が示されたことや、年内あと1回の利上げ見通しも据え置かれたことでユーロ買いは一服した。取引レンジ:1.1862ドル-1.2033ドル。

■もみあいか、ユーロ圏の政治リスク後退も

今週のユーロ・ドルはもみあいか。24日のドイツ議会選で、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟中心の連立政権維持が予想されている。欧州政治リスクが後退すれば、欧州中銀(ECB)による金融正常化を想定したユーロ買いが増える可能性がある。ただ、年内米追加利上げを想定したユーロ売り・米ドル買いの興味は残されており、ユーロ・ドルは1.20ドル台で上げ渋るとみられる。

予想レンジ:1.1900ドル−1.2100ドル

■上昇、引き続き米ドル高・円安の影響受ける

先週のユーロ・円は上昇。日本の衆院解散・総選挙の観測から、アベノミクス長期化・日銀の異次元緩和の継続が連想され、円売りが先行。その後、ドイツとユーロ圏の9月製造業、サービス業、総合のPMI速報値が予想を上回ったことで、ユーロ買いになった。取引レンジ:132円41銭-134円41銭。

■上値の重い展開か、北朝鮮リスクへの警戒感残る

今週のユーロ・円は上値の重い展開か。ドイツ議会選ではメルケル政権の維持が市場コンセンサス。ユーロ圏の政治リスク低下を背景に、欧州中央銀行(ECB)による金融正常化への期待は持続しており、ユーロ買いは後退しない見込み。ただ、北朝鮮が米国に対し反発を強めており、日銀の金融緩和策を意識したリスク選好の円売り・ユーロ買いが大きく広がる可能性は低いとみられる。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・29日:9月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.2%、8月:+1.2%)

予想レンジ:132円00銭-136円00銭




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