11時00分時点の日経平均は反発、ユニファミマやヤマトＨＤに買い

11時00分現在の日経平均株価は19419.46円（前日比65.69円高）で推移している。24日の米国市場でNYダウは28ドル安となった。一方、米新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことなどから円相場は1ドル＝109円台後半まで下落し、本日の日経平均は47円高からスタートした。寄り付き後は一時19443.69円（同89.92円高）まで上昇する場面があったが、米金融・経済シンポジウムでのイエレン米連邦準備理事会（FRB）議長らの講演内容を見極めたいとするムードもあり、プラス圏でのもみ合いが続いている。

個別では、三菱ＵＦＪ<8306>、トヨタ自<7203>、三井住友<8316>、アステラス薬<4503>、ソニー<6758>などがしっかり。資本・業務提携を発表したユニファミマ<8028>とドンキＨＤ<7532>は3～4％の上昇で推移している。宅配大手3社が揃って値上げする見通しと伝わり、ヤマトＨＤ<9064>の上げも目立つ。また、一部証券会社の目標株価引き上げが観測されたワコム<6727>や、オープンドア<3926>、クボテック<7709>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、任天堂<7974>、キーエンス<6861>、ＪＴ<2914>、安川電<6506>などがさえない。業績観測が伝わった伊藤園<2593>は4％近い下落。また、ＴＡＣ<4319>やあみやき<2753>、前日に業績予想の下方修正を発表した西松屋チェ<7545>などが東証1部下落率上位に顔を出している。

（株式アナリスト 小林大純）


＜HK＞