11時00分現在の日経平均株価は19405.79円で推移、JFEや新日鐵住金など鉄鋼各社がさえない

11時00分現在の日経平均株価は19405.79円（前日比28.85円安）で推移している。前日の米国市場では、トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保ができなければ、政府機関の閉鎖も辞さないと言及したことや、北米自由貿易協定(NAFTA)破棄の可能性を示唆したことが嫌気され、終日軟調推移となった。これを受けて本日の日経平均は続落スタート。その後は、為替が109円10銭台と朝方より円安方向に振れて推移していることや、週末に開催される金融・経済シンポジウム（ジャクソンホール会合）への思惑から、日経平均は寄付直後からじりじりと下げ幅を縮小してきている。一方で、明日25日に北朝鮮が「先軍節」を迎えるため、新型のSLBM（潜水艦発射弾道ミサイル）の発射への警戒感が上値を抑えている。

値下り率上位では、ゴールドクレスト<8871>や日新製鋼<5413>やわらべや日洋HD<2918>などが大幅な下落となった。一方の値上り率上位には、ジーンズメイト<7448>やTAC<4319>や東映<9605>などが並んだ。

売買代金上位では、トヨタ自<7203>による自動車用鋼材値下げとの報道が嫌気されたJFEHD<5411>や新日鐵住金<5401>などの鉄鋼セクターが下落しているほか、任天堂<7974>、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、電通<4324>、ペッパー<3053>、神戸製鋼所<5406>、安川電機<6506>がさえない。一方で、国内証券による目標株価引き上げ観測を受けた三井金属<5706>のほか、みずほ<8411>、三井住友<8316>、住友鉱山<5713>、セガサミー<6460>、SUMCO<3436>は上昇している。

（アナリスト　雲宮祥士）




＜SK＞