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欧米為替見通し:ドル・円は弱含みか、米朝間の緊張受けリスク回避の円買い


今日の欧米外為市場では、ドル・円は弱含む展開を予想する。米朝間の緊張の高まりを背景にリスク回避的な円買いが継続する見通し。ただ、米経済指標から雇用・労働情勢の回復基調が鮮明となればドル売りは小幅にとどまる可能性もあろう。

トランプ米大統領は、ミサイル発射で米国への挑発を続ける北朝鮮に対し、「世界が見たこともないような炎と怒りに直面する」などと警告。これに対し北朝鮮の朝鮮人民軍報道官は「朝鮮人民軍戦略軍はグアム周辺地域を『火星12』(中長距離弾道ミサイル)で包囲射撃する作戦計画を慎重に検討している」と述べたと報じられた。共和党のグラム上院議員によると、トランプ大統領がそれに先立ち「戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側(朝鮮半島)で死ぬ」と話したという。米朝の対立で朝鮮半島有事への警戒から、本日のアジア市場ではリスク回避の円買いが強まった。

今晩の海外市場でも、北朝鮮情勢への警戒感を背景にクロス円は売り(円買い)基調となりそうだ。ドル・円は、大方の市場関係者が想定する110-115円のレンジ下限を下抜けた水準での推移が続く見通し。ある市場筋は「NY終値が109円台となれば、108-113円にレンジを引き下げる」と指摘する。一方、21時半発表の米国の4-6月期非農業部門労働生産性(速報値)が注目される。4日の7月雇用統計の堅調な内容に続き、前日の6月JOLT求人件数は過去最高を記録。雇用・労働関連指標の回復基調が顕著となれば連邦準備制度理事会(FRB)の年内追加利上げ観測につながり、ドルの売り圧力を弱める要因となりそうだ。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)(前回:-2.8%)
・21:30 米・4-6月期非農業部門労働生産性速報値(前期比年率予想:+0.7%、1-3月期:0.0%)
・23:00 米・6月卸売在庫改定値(前月比予想:+0.6%、速報値:+0.6%)
・02:00 米財務省10年入札(230億ドル)
・06:00 NZ準備銀行が政策金利発表(1.75%に据え置き予想)




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