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11時00分時点の日経平均は小幅反発、村田製の強い動きが続く


11時00分現在の日経平均株価は20141.30円(前日比2.51円高)で推移している。21日の米国市場ではNYダウは57ドル安となった。ハイテクセクターには買いが広がったものの、原油価格の下落が引き続き嫌気された。為替相場も朝方は前日の取引時間中とほぼ変わらず、手掛かり材料に乏しいなかではあったが、日経平均は前日の下落に対する自律反発の動きが先行して15円高からスタートした。ただ、寄り付き後は円相場が1ドル=111.10円近辺とやや強含み、日経平均は上値が重く前日終値を挟んだもみ合いとなっている。

個別では、売買代金トップの任天堂<7974>やソフトバンクG<9984>、三菱UFJ<8306>、ソニー<6758>、三井住友<8316>、トヨタ自<7203>などが堅調。村田製<6981>は3%高と引き続き買われている。中小型株に物色が向かい、Vテク<7717>やオルトプラス<3672>が商いを伴って急伸。Vテクは一部証券会社の目標株価引き上げが観測されている。また、スターティア<3393>、カーバイド<4064>、丸和運輸機関<9090>などが東証1部上昇率上位に顔を出している。一方、東芝<6502>、キヤノン<7751>、JT<2914>、SUBARU<7270>、東エレク<8035>などがさえない。また、制限値幅の下限が拡大されたタカタ<7312>が5割安と急落し東証1部下落率トップ。その他、沢藤電<6901>やトーセ<4728>が下落率上位となっている。

(株式アナリスト 小林大純)


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