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個別銘柄戦略:中小型株を中心とした物色に、日立建機や中国関連に注目


引き続きこう着感の強い相場になりそうだ。31日の米国市場は、原油安のほか、米国債利回り低下が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の19670円だった。地区連銀経済報告(ベージュブック)では全体的に景気が緩やかに拡大したとの認識が示されたが、相場への影響は限られていた。1日の米国市場ではADP雇用統計、ISM製造業景気指数などが予定されているが、既にFOMC議事録で6月の利上げが決定的となるなか、予想を上回る結果としても円安には振れ難いだろう。日本株への支援材料は限られる状況とみられ、こう着感の強い相場展開が続こう。

物色は中小型株を中心とした個別の材料を手掛かりとした物色のほか、テーマ性のある銘柄での値幅取りになりそうだ。国は専門性の高い外国人を積極的に呼び込む政策を採るなか、人材サービス各社が人手不足感が強いエンジニア派遣で、アジアなどの人材の大量採用に踏み切ると報じられており、人材関連に。また、5月の中国製造業PMIは51.2と4月に比べ横ばいだったが、市場予想(51.0)は上回ったことから、中国関連の見直しも意識される。その他、強気格付けや格上げが観測されているところでは、ADEKA<4401>、グリー<3632>、日立建機<6305>、コマツ<6301>、アマダ<6113>、ケンコーマヨ<2915>に注目。




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