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米国株見通し:米政権の政治混乱リスク警戒が重しに


S&P500先物 2395.75(+3.00) (20:20現在)
ナスダック100先物 5711.50(+3.50) (20:20現在)

20:20時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは40ドル高程度で推移。欧州市場は小幅だが全般買いが先行している。原油先物相場は下落して推移。

22日の米株式市場は上昇。原油相場の上昇が材料視されたほか、トランプ大統領が外遊先のサウジアラビアで約1100億ドル相当の兵器売却で合意したことで、防衛関連を中心に買いが広がった。

英マンチェスター・アリーナで爆発との報道を受けて、テロへの警戒から弱含むかに見えたが、グローベックスはしっかりの展開であり、欧州も落ち着いた動きのなか、テロの影響は限られそうである。ただし、トランプ米大統領が3月にコーツ国家情報長官らにトランプ陣営とロシア政府の間の共謀の存在を公式に否定するよう求めていた、と米紙ワシントン・ポスト紙が伝えているようである。さらに、FBIのコミー前長官は、30日以降に上院情報委員会の公聴会で証言する予定でもあり、トランプ政権の政治混乱リスクへの警戒は重しになる。

その他、24日に米FOMC議事録が公表されるため、6月利上げの可能性についてFOMCメンバーがどのような議論を行ったのかに注目したいところ。翌25日の石油輸出国機構(OPEC)総会等の結果を見極めたいところである。原油相場は期待先行となるなか、そろそろOPEC前の利益確定の動きも意識されそうだ。



<KK>

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