米国株見通し：フェイスブック決算受けて前日の反動期待も

S&P500先物　2386.25（+3.00）　（16：35現在）
ナスダック100先物　5621.00（+7.75）　（16:35現在）

16:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。また、NYダウは30ドル高程度で推移。欧州市場は全般小高く推移している。原油先物相場は売り優勢の展開に。

3日の米株式市場はまちまち。アップル決算決算が嫌気されて売りが先行した。その後、連邦公開市場委員会(FOMC)では、大方の予想通り政策金利は据え置かれた。1-3月期の米経済減速は一過性なものと示され、発表後に下げ幅を縮小すると、NYダウは小幅に上昇している。

ADP雇用報告は予想通りだったほか、FOMC声明では米経済が第1四半期に減速したことについて「一過性」のものであるとの認識を示した。スワップ取引に伴う利上げ確率については、6月の利上げに含みを残しているほか、9月の利上げが完全に織り込まれている。

経済指標では非農業部門労働生産性速報値、貿易収支、新規失業保険申請件数、製造業受注が予定されている。ただし、市場の関心は週末の雇用統計にあるほか、FOMC声明で経済減速が一時的との見方がされており、予想を下回ったとしても市場反応は限られるだろう。雇用統計待ちのなか、決算ではフェイスブックが予想を上回っており、前日のアップル決算を嫌気した反動も意識されそうだ。



＜KK＞