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前場の終了間際の乱高下は想定済みだが【クロージング】


28日の日経平均は小幅ながら5営業日ぶりに反発。11.52円高の19118.99円(出来高概算19億8000万株)で取引を終えた。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から反発して始まると、その後上げ幅は100円を超す場面もみられた。米トランプ大統領の議会演説を控え積極的な売買は手控えられているが、前日の日経平均は節目の19000円を一時下回ったこともあり、いったんは調整一巡感も意識された。その後も幅広い銘柄が上昇する格好から底堅い値動きが続いていたが、大引けにかけてはイベントを見極めたいとするポジション調整のほか、インデックスイベントによる売り需要等も影響し、急速に上げ幅を縮める展開となった。

トランプ大統領の議会演説を控えるなかでは、想定内のこう着といったところであろう。日経平均は大引けにかけて急速に上げ幅を縮めた影響もあり、中小型の一角にも値を消す動きがみられた。ただ、資金回転が速いということであるため、シコリは残らず、明日のイベント通過後の動向が注目される。

トランプ大統領の議会演説は米東部時間28日21時(日本時間3月1日11時)からとなる。前場の終了間際となるため、発言等で大きく市場が揺れる可能性がある。波乱の展開も予想されるが、政策等を受けた関連テーマ株へは短期筋の資金が集中しやすいだろう。主力処については結局のところ欧米市場の動向を見極める必要があり、インデックス売買に振らされやすいだろう。



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