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個別銘柄戦略:主力処は避けられる流れ



市場の関心は28日に米上下院両院が開催する合同会議でトランプ大統領による議会演説となるなか、こう着感の強い相場展開が続きそうである。昨日の日経平均は一時3ケタの下落場面があったなかで、小幅安まで戻しており、印象としては上値の重さよりも、底堅さが意識された格好だった。トランプ政権による政策期待もあって売り込みづらい状況であろう。

物色の流れとしては主力処は避けられ、中小型株にシフトしやすい。ただし、足元の値動きをみると、相当資金回転が速く、大引けにかけて急速に値を消す銘柄も少なくない。IPOなど需給が軽い銘柄に資金が集中しやすいほか、出遅れ感が強く下値リスクが小さいとみられる銘柄への自律反発狙いといった動きに向かわせよう。もっとも、資金の逃げ足は速く、フットワークが要求されそうだ。個別では売り込まれていたLINE<3938>の自律反発狙いのほか、出遅れ感のある中小型のバイオ関連など。テーマではAI銘柄の循環物色が意識される。その他、格上げが観測されているネクスト<2120>、飯田グループ<3291>に注目。




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