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後場に注目すべき3つのポイント~強弱感が対立しやすい水準


25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・強弱感が対立しやすい水準
・ドル・円は113円46銭、ドル・円弱含み、利益確定売りに押される展開
・三菱自、日電産、トヨタ自など7社が目標株価変更



■強弱感が対立しやすい水準

日経平均は大幅に反発。206.34円高の18994.33円(出来高概算10億6000万株)で前場の取引を終えた。24日の米国市場はトランプ政権によるインフラ投資拡大期待を背景にNYダウは3ケタの上昇となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比195円高の19035円となり、これにサヤ寄せする格好から19000円を回復して始まった。また、円相場は1ドル113円台後半と、前日から1円程度の円安に振れていることも安心感につながり、日経平均は寄付き直後には一時19133.18円まで上げ幅を広げる場面もみられた。

ただ、戻り待ちの売り圧力も意識されるなか、その後はこう着感の強い展開に。19000円での底堅さがみられていたが、前引けにかけて若干下回っている。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、機械、ガラス土石、輸送用機器、金属製品が堅調。一方で食料品、医薬品が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が7割を占めている。

日経平均は5日線を支持線とした底堅さが意識されている。同線での踏ん張りをみせるようだと、次第に押し目買いの動きが強まってくる可能性がある。一方で、強弱感が対立しやすい水準であるほか、決算シーズンで積極的な参加者は限られており、インデックスに絡んだ商いに振らされやすい。売り仕掛け的な商いには注意したいところ。

日経平均がこう着のなか、新興市場の中小型株での短期的な値幅取り狙いの売買に向かいやすそうである。そのほか、トヨタ自<7203>の底堅さのほか、決算を控えているファナック<6954>や、指数インパクトの大きいソフトバンクG<9984>の動向に注目したい。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■ドル・円は113円46銭、ドル・円弱含み、利益確定売りに押される展開

25日午前の東京外為市場では、ドル・円は弱含み。一時114円に接近したが、その後は利益確定売りに押される展開となった。

ドル・円は、朝方の取引で113円99銭まで上昇したが、国内勢の買いが一服。利益確定売りに押され、113円38銭まで値を切り下げた。前日の112円台を上回る水準のため、売りが出やすいようだ。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いで、引き続き日経平均株価の上昇が見込まれる。ただ、売り圧力は強いため、米金利が上昇に転じないとドルが切り返す展開は想定しにくい。

ここまでのドル・円の取引レンジは113円38銭から113円99銭、ユーロ・円は121円72銭から122円27銭、ユーロ・ドルは1.0722ドルから1.0738ドルで推移した。


12時20分時点のドル・円は113円46銭、ユーロ・円は121円74銭、ポンド・円は142円16銭、豪ドル・円は85円56銭で推移している。


(為替・債券アナリスト 吉池威)


■後場のチェック銘柄

・タカタ<7312>、第一化成<4235>、ゴルフ・ドゥ<3032>など9社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます

・三菱自<7211>、日電産<6594>、トヨタ自<7203>など7社が目標株価変更

・トランプ米大統領
「明日は安全保障の重要な日となる」

・シューマー上院議員
「中国を通貨操作国に認定を」


☆後場の注目スケジュール☆

<国内>
・特になし


<海外>
・特になし




<SK>

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