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トランプ会見が無風なら業績を手掛かりとした個別物色に【クロージング】


11日の日経平均は4営業日ぶりに反発。63.23円高の19364.67円(出来高概算19億4000万株)で取引を終えた。10日の米国市場の流れを受け、自動車やハイテク株の一角がリバウンドをみせた。トランプ次期米大統領の会見を控えるなか、足元で調整が続いていた金融株にも買い戻しとみられる動きや鉄鋼など素材株が買われるなど、いわゆるトランプ物色の流れとなった。円相場が一時1ドル116円台と円安に振れるなか、日経平均は一時19402.17円まで上げ幅を広げる場面もみられた。

しかし、結局はトランプ次期米大統領の会見を見極めたいとするムードが強く、上値追いは慎重。午後は40円弱の狭い値幅での推移だった。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、銀行、鉱業、ガラス土石、その他製品、電気機器、金属製品が上昇。半面、水産農林、不動産、食料品、ゴム製品が下落。

市場の関心はトランプ次期米大統領の記者会見となる。これまでトランプ氏はツイッターなどを通じた一方通行の意見表明を多用し、企業や金融市場に混乱を与えている。大統領選後は公の場での記者会見には応じていなかったほか、先週はトヨタ自<7203>のメキシコ計画への批判といったバッシングを発信したこともあって、市場の関心は高い。トランプ物色への期待が根強い一方で、トランプリスクが警戒される銘柄への資金流出といった動きが出てくるかが注目されるところであろう。

その他、決算シーズンとなり、個別の業績に関心が向かいやすい。トランプ次期米大統領の記者会見が無風となった場合には、業績を手掛かりとした個別物色に向かわせよう



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