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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い展開か、米利上げ加速観測は継続



今日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い展開を予想したい。米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げペース加速観測が続き、ドルの下値は堅い見通し。ただ、米中関係悪化への思惑などの影響で上昇は限定的となりそうだ。

今晩は23時45分発表の米国12月サービス業PMI速報値が材料視される見通し。今年3月以降は経済活動の拡大・縮小の境目となる50を連続して上回っており、上昇トレンドの維持が示されれば、ドル買い要因となるだろう。また、日本時間20日3時半からのイエレン米FRB議長による発言も注目される。前週末にはラッカー米リッチモンド連銀総裁が2017年に3回以上の利上げの可能性に言及。イエレン議長の見解にも引き続き利上げ加速への思惑が広がりやすく、ドル買いにつながる可能性がある。

そうしたなか、本日から20日まで日銀金融政策決定会合が開催されており、明日15時半の黒田東彦総裁による記者会見で金利動向に関する見解などが注目されそうだ。米商品先物取引委員会(CFTC)がまとめたIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(12月13日までの1週間)では、円が売り越しに転じているが、ある市場筋は、「日銀総裁の発言によっては、さらに円売りが強まる可能性がある」との見方を示している。

ただ、前週末の海外市場では、南シナ海で米海軍が中国軍に無人潜水機を奪われたとの報道を受け、米中関係の緊迫化に懸念が広がり、リスク回避的なドル売り、円買いに転じた。米中関係の行方に対する警戒感は根強いようであり、先の市場筋は「トランプ米次期大統領による中国を挑発するような言動には注意が必要だ」と述べている。


【今日の欧米市場の予定】
・18:00 独・12月IFO企業景況感指数(予想:110.6、11月:110.4)
・23:45 米・12月マークイットサービス業PMI速報値(予想:55.2、11月:54.6)
・03:30 イエレン米FRB議長講演




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