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今週は陰線が3日間、利食い出やすく物色対象を探る【クロージング】


15日の日経平均は8営業日続伸。20.18円高の19273.79円(出来高概算23億2000万株)で取引を終えている。注目されていた米FOMCでFRBは、1年ぶりとなる政策金利の引き上げを全員一致で決定した。同時に、向こう1年に従来予想以上の速さで利上げを実施するとの見通しを示した。これを受けて米国市場は利食いの流れが強まったが、円相場は1ドル117円台に乗せ、シカゴ日経225先物清算値は大阪比160円高の19340円だった。

円安が好感されるなか、輸出セクターを中心に買いが先行。寄付き直後には19436円まで上げ幅を拡大した。ただし、FOMCイベント通過によって海外勢のフローが限られるほか、一夜明けた米国市場の動向を見極めたいとするムードもあり、次第に利益確定の流れが優勢に。とはいえ、午後には一時下げに転じる場面もみられたが、円安が支援材料となるなか大引けにかけて持ち直すなど、押し目買い意欲も強い。

日経平均は年初来高値を更新した後は、売り買いが交錯している。来年の利上げ見通しを受けた米株安は想定されていた面はあるだろうが、一夜明けた米国市場がFOMC通過からトランプ物色が再燃するかを見極めたいところであろう。海外投資家はクリスマス休暇に入り、これから年末に向けてはより商いが細りやすくなる。

また、テクニカル面では強いトレンドが継続しているものの、ボリンジャーバンドは+2σが切り下がりをみせており、上値を抑えられている。今週は連日で年初来高値更新だが、4日間のうち陰線が3日となっていることも、利食いが出易いところとみられる。海外投資家はクリスマス休暇に入り、これから年末に向けてはより商いが細りやすくなる。需給動向を見極めつつ、物色対象を探る展開になりそうだ。



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