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NYの視点:米6月JOLT求人件数は減少、自主的退職者数も年初来最低で労働市場の減速を示唆


*07:55JST NYの視点:米6月JOLT求人件数は減少、自主的退職者数も年初来最低で労働市場の減速を示唆 米国労働統計局が発表した米6月JOLT求人件数は743.7万件と、5月771.2万件から減少した。予想も下回り、4月来で最低となった。5月に増加した食品サービス、宿泊施設での求人が減少。さらに、ヘルスケア、金融サービスでの減少も目立った。

雇用者の労働市場を巡る自主的退職者数は314.2万人と、年初来で最低。退職率は2.0%となった。5月も2.1%から下方修正され、3カ月連続で2%を維持。失業保険継続受給者の増加に続き、失業者が新たな職を見つけるのがより困難になった証拠となる。

採用者数は520.4万人と2カ月連続で減少した。採用率は3.3%と、5月の3.4%からさらに低下し、パンデミック以降で最低水準に近づいた。強い経済の中での採用率は、3.7%から4%とされているため、労働市場の減速の証拠と見られる。

解雇は160.4万件と2カ月連続で減少し、3月来で最低。解雇率は1.0%と、5月と同じ。企業は新規採用と同時に、従業員解雇にも消極的な姿勢が再表明された。

1人の失業者に対する求人件数の割合は1.06と、1.07から低下。労働市場のスラックはパンデミック前に比べて大きい。求人件数が失業者数を上回っている限り、労働市場は底堅く、景気後退はないと見られているが、全般的に労働市場の減速を証明する内容となった。

■6月労働市場ダッシュボード
求人件数:4.4%(5月4.6%)
雇用削減率:1.0%(5月1.0%)
自主的退職率:2.0%(5月2.0%←2.1%)
採用率:3.3%(5月3.4%)
失業率:4.1%(5月4.2%)
不完全雇用率(U6):7.7%(5月7.8%)
非農業部門雇用者数:+14.7万人(5月+14.4万人←13.9万人)
平均時給:前月比+0.2%、前年比+3.7%(5月+0.4%、+3.8%←+3.9%)

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