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メキシコペソ円今週の予想(11月25日) サンワード証券の陳氏(山崎みほ)


今回のフィスコリサーチレポートでは、メキシコペソ円についての分析が紹介されています。サンワード証券の陳氏によれば、明確な材料が不足しており、もち合い相場が続く見込みです。メキシコ経済は若干の回復傾向を示しており、9月の経済活動総合指数や鉱工業生産の増加が報告されています。しかし、メキシコペソは過去半年で下落基調にあります。この背景として、メキシコの司法制度に対する投資家信認の揺らぎや、トランプ前大統領の米大統領選勝利による貿易関係の不透明感が指摘されています。また、メキシコのエブラルド経済相は、米からの輸入品に追加関税が課される事態に対抗措置を示唆。さらに、ムーディーズはメキシコの格付け見通しを「ネガティブ」に変更しました。陳氏は、今週のメキシコペソ円の予想レンジを「7.40円~7.80円」としています。

*17:41JST メキシコペソ円今週の予想(11月25日) サンワード証券の陳氏(山崎みほ) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、メキシコペソ円について、『決め手材料に欠けるため、もち合い相場が続きそうだ』と述べています。

続けて、『メキシコの景気は低迷を脱しつつある。9月の経済活動総合指数は季節調整済みで前月比0.2%上昇、鉱工業生産は0.6%増加した。失業率は2.9%と前年同月比横ばいだった。7~9月期の実質GDP(国内総生産)確報値は前期比1.1%増と、4~6月期の0.4%増から加速した。11月前半の消費者物価指数上昇率は前年同期比4.56%に鈍化した』と伝えています。

次に、『メキシコ中央銀行は14日の会合で政策金利の0.25%引き下げて10.25%とした。利下げは3会合連続で、物価情勢の改善に伴って追加利下げの可能性も示唆された』と伝えています。

陳さんは、『メキシコペソは過去半年で下落基調を強めているが、これはメキシコ大統領選後の政策措置によって同国の司法制度に対する投資家の信認が揺らいだほか、米大統領選におけるトランプ前大統領の勝利で米・メキシコの貿易関係を巡る先行き不透明感が浮上しているため。次期米政権の通商政策がより明確になるまで、メキシコペソの地合いは不安定にならざるをえないだろう』と考察しています。

また、『メキシコのエブラルド経済相は11日、トランプ次期米政権がメキシコからの輸入品に追加関税を課した場合、米国からの輸入品に報復関税をかける可能性を示唆した。米墨が互いに報復的に関税をかけることになれば、ペソが急落するリスクが高まろう』と言及しています。

そして、『格付け会社ムーディーズ・レーティングスは14日、メキシコの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」へ引き下げた。理由として、財政赤字の拡大を中心とする政府支出の増加、最近の司法制度の見直しによる「抑制と均衡(チェック・アンド・バランス)の崩壊」のリスクを挙げた。メキシコの現在の外貨建て債務格付けは投資適格級の「Baa2」』と伝えています。

メキシコペソ円の今週のレンジについては、『7.40円~7.80円』と予想しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月26日付「メキシコペソ円今週の予想(11月25日)」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ


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