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金は押し目完了か サンワード証券の陳氏(山崎みほ)


サンワード証券の陳氏によると、最近の金相場は米大統領選後の市場の反応や地政学リスクの高まりが影響しています。米大統領選でトランプ氏の勝利が確定し、平和裏に政権移行が進んだことで一時的に金相場は下落しましたが、ウクライナ情勢の悪化により、金は再び注目されて価格が回復しています。特に、バイデン米大統領がウクライナの軍事支援に対する方針を転換し、ロシアに対応したことが地政学リスクを高め、金を安全資産として買われる要因となりました。現在、NY金の価格は2,631ドルまで上昇し、押し目完了とみなされています。今後の予想レンジとして2,600~2,700ドルが示されています。OSE金も円安の影響で上昇しており、1万3200円台を付けています。

*17:33JST 金は押し目完了か サンワード証券の陳氏(山崎みほ) 皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『金は押し目完了か』と述べています。

続いて、『世界が注目した5日の米大統領選は、早い段階でトランプ氏の勝利が確定し、政権移行も米国の分断をもたらすような混乱はなく、拍子抜けするほど平和裏に行われることとなった。最悪の事態が回避されたことで金相場は下落基調を強め、先週は一時2,541ドルまで下落し、約2カ月ぶりの安値に沈んだ』と伝え、『市場ではトランプ氏が勝利し、上院に続き下院も共和党が過半数を占める「トリプル・レッド」となったことで、トランプ氏の公約が実現されやすくなるとの見方を強めたようだ』と述べています。

一方、『週明け18日からは、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの高まりから、金相場の地合いが一転して強気となった』とし、『バイデン米大統領がロシアに侵略されたウクライナに供与した長距離ミサイルについて、ロシア領内への攻撃に使用することを容認したと報じた。ロシアに派遣された北朝鮮部隊が参戦したことなどを受け方針転換したという。ロシア国防省は19日、西部ブリャンスク州の軍事施設を狙い、ウクライナ軍が同日未明に米国製の長距離地対地ミサイル「ATACMS」を撃ち込んだと発表した。こうした動きに反発し、ロシアのプーチン大統領は19日、核兵器の使用条件を示した核ドクトリン(核抑止力の国家政策指針)を改定。ウクライナを軍事支援する欧米など各国も核を含む攻撃の対象になり得ると警告した』と伝えています。

こうしたことから、陳さんは、『地政学リスクが警戒され安全資産の金が買われ、NY金は2,600ドルを回復した。安全資産である米国債が買われ、米金利が低下したことも金の押し上げ要因になった。 19日終値は2,631ドル。先週末終値から2.4%上昇した。金ETFも減少から増加に転じた。NY金はこの反発で押し目完了と見ていいだろう』と考察しています。NY金予想レンジは、『2,600~2,700ドル』と想定しています。

また、OSE金は、『為替の円安もあって1万3200円台に上昇。押し目完了と見ていいだろう』と述べ、予想レンジは、『12,800~13,800円』と想定しています。


参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の11月20日付「金は押し目完了か」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ


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