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NYの視点:米5月ISM製造業景況指数は2カ月連続の活動縮小、需要弱く


*07:44JST NYの視点:米5月ISM製造業景況指数は2カ月連続の活動縮小、需要弱く 全米供給管理協会(ISM)が発表した5月ISM製造業景況指数は48.7と、4月49.2から上昇予想に反し低下し、2月来で最低となった。2カ月連続の50割れで活動縮小となった。重要項目の新規受注は45.4と4月から上昇予想に反し低下し、やはり2カ月連続の50割れで23年5月以降1年ぶりの低水準となったことが指数を押し下げた。

また、支払い価格は22年6月以降で最高となった60.9から57へ低下した。ただ、活動の拡大を示す50を5カ月連続で上回った。雇用は51.1と、予想外に昨年9月来で初めて活動の拡大域を回復。22年3月来で最高となった。

供給の改善が停滞する中、需要が弱く、企業は在庫処理を優先、製造活動が弱まった。これにより価格の伸びも緩やかなペースにとどまり、潜在的に「物」のコアインフレを新たに抑制すると指摘されている。

■米5月ISM製造業景況指数:48.7(4月49.2)
仕入れ価格:57.0(60.9)
生産:50.2(51.3)
新規受注:45.4(49.1)
受注残:42.4(45.4)
入荷遅延:48.9(48.9)
在庫:47.9(48.2)
雇用:51.1(48.6)
輸出:50.6(48.7)

アトランタ連銀の4-6月期国内総生産(GDP)成長見通しは1.8%と、5月31日時点の2.7%から大きく下方修正された。実質個人消費支出や民間居住投資の伸びが1.8%、1.5%とそれぞれ2.6%、3.1%から低下した。4月に入り、インフレ圧力の軟化や景気の減速の証拠が見られ、年内の利下げを後押しする結果が目立つ。短期金融市場は11月の利下げを100%織り込んだ。


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