バランスが肝心:東南アジアにおける中国、日本、台湾のインフラ戦略(3)【中国問題グローバル研究所】
日本のFOIP戦略:ASEANへの競争的関与
「インフラ建設から質の高いイニシアチブへ - 批判的検証」の項では、中国の「一帯一路構想(BRI)2.0」において進化を続けるアプローチについて掘り下げ、世界規模のインフラ開発戦略から、より繊細な地域重視へと大きく方向転換する様子を明らかにした。中国は一帯一路構想を、質の高い持続可能なプロジェクトを優先するよう調整を加えているが、ここでの主な受益者は東南アジア諸国であるようだ。この再調整は、本項「日本のFOIP戦略:ASEANへの競争的関与」で考察する、より広範な動きと方向性を同じくするものだ。同地域において、日本は存在感の強化を積極的に推し進めている。競争の風向きを変えるのは、中国の戦略の変化だけとは限らない。日本の
「自由で開かれたインド太平洋」(Free and Open Indo-Pacific、FOIP)戦略はまさに、この変化のなかで戦おうとするものであり、経済的利益と地域にとっての価値観との微妙なバランスをいかに取るかが戦いの肝となる。
日本のFOIP戦略は、インド太平洋地域における日本の外交政策の重要な要素である。
日本は東南アジア地域のダイナミクスを積極的に形成しようとしており、中国や台湾など同地域に参戦する他のプレイヤーとの競争状態に身を置くことは避けられない。
地域的影響力をめぐる競争:
・競争の増加:日本のFOIP戦略は、ルールに基づく国際秩序、航行の自由、民主的価値観といった原則を推進するものだ。同戦略は東南アジアにおける日本のプレゼンスを強化するためのものであるが、他の地域イニシアチブ、特に中国の「一帯一路構想
(BRI)2.0」や台湾の「新南向政策(New Southbound Policy、NSP)」との競争を不用意に激化させるものでもある。複数の選択肢を提示されたASEAN諸国は、日本のFOIPと連携することの利点を、他の地域のプレイヤーとの連携と比較検討する必要に迫られる。
・経済的競争:一帯一路構想、FOIP、NSPはいずれも、東南アジアにおける経済発展とインフラ投資の促進を目指すものである。日本が質の高いインフラとガバナンスを重視する点は、同国のFOIP戦略とも合致している。一方、中国の一帯一路構想と台湾のNSPは独自のインフラプロジェクトに取り組もうとしている。東南アジア諸国にとって、これら3国が提示する経済的インセンティブやプロジェクトのどれもが魅力的に映った場合、経済的なライバル関係が生まれることになる。
価値観と利益のバランス:
・質と量のバランス:FOIPは質の高いインフラ、ガバナンス、持続可能性に重点を置いており、他の地域イニシアチブとは一線を画している。FOIPのプレイヤーである日本は、透明性、環境の持続可能性、経済的実行可能性といった厳しい基準を遵守したインフラプロジェクトを推進する。東南アジア諸国は、質を重視する日本のアプローチを取るか、それとも中国の一帯一路構想が提供する、大規模で広範囲にわたるプロジェクトを取るか、決断しなくてはならない。
・価値観との整合性:日本のFOIPの特徴は、民主主義、人権、法の支配といった共通の価値観を重視している点である。こうした価値観はFOIP戦略の基本であり、多くのASEAN諸国が高い関心を寄せているグッドガバナンスの原則にも適っている。地域パートナーが協力パートナーを選ぶ際は、これら価値観とプロジェクトの整合性を考慮する可能性が高い。
地域ダイナミクスへの影響:日本のFOIPがASEANに競争的に関与することで、より広範な地域ダイナミクスが形成される。各国が日本、中国、台湾と連携することの是非を吟味するなかで、東南アジアの政治的・経済的バランスに影響が及ぶことも考えられる。同地域の貿易形態、インフラ開発、政治的同盟にも影響をもたらす可能性がある。
変化するダイナミクスへの適応:台湾や中国と同様、日本もまた、ダイナミックかつ競争の激しい東南アジアに相応しいプレイヤーであり続けるため、戦略の適応を余儀なくされる。日本が目下抱えている課題は、同地域で他のプレイヤーが提供する魅力的な経済的インセンティブと競いながら、質の高いプロジェクト、グッドガバナンス、民主的価値観がもたらす利点を強調し続けることである。
つまり、日本のFOIP戦略はASEANへの競争的関与の1つである以上、中国のBRIや台湾のNSPなど、影響力を持つ他のアクターと競合することになる。同地域にこれら戦略が併存することで、各国は各々の価値観、利益、発展の必要性に基づいて戦略的選択を行うことになる。競争のダイナミクスは今後も変化し続け、東南アジアの政治、経済、インフラ情勢に大きな影響を与えることだろう。
「バランスが肝心:東南アジアにおける中国、日本、台湾のインフラ戦略(4)【中国問題グローバル研究所】」に続く。
写真: 中国「一帯一路」メディア協力フォーラム
(※1)https://grici.or.jp/
<CS>
石原さとみ「ナンパもされた」仕事が全部なくなり泣いて暮らした1年 米NYで知った選ぶ楽しさ
かが屋・加賀翔、活動休止の真相はまさかの? 「脳波は死んでいます」と告げられたが…
「粗品の呪い」Xトレンド入り、天皇賞・春本命馬15着、競争中止もあり「天才」「さすが」の声
衆院補選・東京15区 午後5時現在の投票率は19.61%
【ソフトバンク】2試合連続サヨナラ勝利!今季最長5連勝 最速貯金「10」対西武5戦5勝は初
45歳歌姫まさかの赤ジャージー姿にSNS興奮「キュンキュン」「ニヤニヤ」「やばすぎww」
【オリックス】西川が移籍1号、逆転勝ちで貯金1「よく分からないゲーム。不思議は不思議」監督
【日本ハム】松本剛、外野手以外でやりたいポジションは「ピッチャー」子ども記者会見で答えた
森三中大島美幸が一番つらかったロケ語る スタッフの鬼のひと言に「いけるわけねえだろ!」
「青汁王子」三崎優太氏が衝撃告白、バイク事故で左腕の「神経切れてました」「親指動かない」
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
完全にダマされた! 『ラヴィット!』あのちゃん“事故レベル”大暴走は『水ダウ』遠隔操作のしわざだった ネットも納得
神田正輝、元妻松田聖子に突如自ら“衝撃言及”しスタジオ騒然
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
辞退表明の元モー娘。市井氏が「初当選」 1日で辞職も7万円支給へ
大久保佳代子「30代前半は性欲おばけ」“ストッパー”にするためあえてしていたこと明かす
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
やす子「一番苦手な女先輩芸人」を衝撃告白しスタジオ騒然「この性格が苦手」
重要指名手配の上地恵栄容疑者が死亡 2005年の三鷹殺人事件
ガーシーが綾野剛のLINE公開でネット騒然「ショック」「すごいエンタメ」
何があった!?「エアコン」が想定外の壊れ具合!投稿者に話を聞いた
岡本夏生(56)、1600日ぶりにブログを更新した現在が衝撃
曙と熱愛した相原勇(52)の現在が衝撃的すぎると話題に
深夜のファミリーマート徘徊、必ず入っている「フエラムネのミニチュアおもちゃ付」を探し求めた結果……
ガーシー、佐野ひなこの暴露を示唆でネット騒然「ファンだったのに」
ユーチューバーもこう氏、元彼女・成海瑠奈について赤裸々告白
ガーシー、またも綾野剛の暴露写真でネット歓喜「この写真見て笑っちゃう」
いなば食品のホームページが表示されない!そして「プレスリリース」もヤバすぎると話題に
完全にダマされた! 『ラヴィット!』あのちゃん“事故レベル”大暴走は『水ダウ』遠隔操作のしわざだった ネットも納得
小澤征悦と再婚した桑子真帆アナ(34)黒い過去が流出、衝撃の過去にネット騒然
石原さとみ「ナンパもされた」仕事が全部なくなり泣いて暮らした1年 米NYで知った選ぶ楽しさ
かが屋・加賀翔、活動休止の真相はまさかの? 「脳波は死んでいます」と告げられたが…
「粗品の呪い」Xトレンド入り、天皇賞・春本命馬15着、競争中止もあり「天才」「さすが」の声
衆院補選・東京15区 午後5時現在の投票率は19.61%
【ソフトバンク】2試合連続サヨナラ勝利!今季最長5連勝 最速貯金「10」対西武5戦5勝は初
45歳歌姫まさかの赤ジャージー姿にSNS興奮「キュンキュン」「ニヤニヤ」「やばすぎww」
【オリックス】西川が移籍1号、逆転勝ちで貯金1「よく分からないゲーム。不思議は不思議」監督
【日本ハム】松本剛、外野手以外でやりたいポジションは「ピッチャー」子ども記者会見で答えた
森三中大島美幸が一番つらかったロケ語る スタッフの鬼のひと言に「いけるわけねえだろ!」
「青汁王子」三崎優太氏が衝撃告白、バイク事故で左腕の「神経切れてました」「親指動かない」