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NYの視点:米製造業は景気後退域から脱した可能性も


*07:43JST NYの視点:米製造業は景気後退域から脱した可能性も 米8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は12.0と予想外に1年ぶりのプラスに改善し昨年4月来で最高となり、製造業は景気後退域から回復した可能性が示唆された。市場は12カ月連続のマイナスを予想していた。

景況指数:12(7月-13.5)
新規受注:16(―15.9)
仕入れ価格:20.8(9.5)
出荷:5.7(-12.5)
受注残:-4.8(-15.1)
入荷遅滞:-7.0(-12.9)
在庫水準:-10.2(-1.0)
雇用者数:-6.0(-1.0)
週平均就業時間:6.3(-3.0)

6カ月先
景況指数:3.9(7月29.1)
新規受注:18.2(38.2)
仕入れ価格:53.0(33.8)
出荷:14.9(37.3)
受注残:3.8(9.2)
入荷遅滞:-11.3(-5.5)
在庫水準:12(21.3)
雇用者数:12.0(21.3)
週平均就業時間:8.3(16.5)

先行指標のひとつとなる同指数の改善で、8月ISM製造業景況指数も景気後退域を脱し、活動の拡大となる50を回復する可能性もでてきた。7月景気先行指数はISMの新規受注の落ち込みが響き16カ月連続でマイナスとなったため、今後12カ月後の景気後退入りを示唆しているとの警戒感も根強い。しかし、もし、8月にISM指数が改善すると、景気後退観測も緩和することになる。米連邦準備制度理事会(FRB)の追加利上げを正当化する新たな材料になる可能性もある。

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