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NYの視点:市場 VS FRB


商務省が発表する国内総生産(GDP)と類似したモデルを使用していると注目されるアトランタ連銀の第4四半期GDP見通しは低調な11月小売売上高を受け従来の+3.2%から+2.8%へ下方修正された。

純個人支出3.4%(3.7%)
民間の純国内投資—0.1%(0.7%)
実質連邦政府支出0.8%(1.1%)

へそれぞれ下方修正されたことが響いた。

商務省が発表した11月小売売上高は前月比-0.6%と、10月+1.3%から予想以上のマイナスに転じた。国内総生産(GDP)の算出に用いられるコントロールグループは-0.2%と、予想外に年初来初めてのマイナスとなり、10-12月期のGDPの成長を抑制する可能性が示唆された。

最新12月NY連銀製造業景気指数は-11.2と、11月+4.5から再びマイナスに落ち込み、予想を下回った。12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も-13.8と、11月-19.4から改善予想に反し悪化した。4カ月連続のマイナスとなるなど、製造業も回復期待に反して落ち込みが激しい。

一方で先週分新規失業保険申請件数(12/10)は前週比—2万件の21.1万件と、感謝祭、年末商戦絡みで季節的な要因に増加予想に反し減少し、9月末以降で最低となり、労働市場のひっ迫を証明した。

労働市場のひっ迫に焦点を置き、インフレ封じ込めの米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げは正当化されることになる。FRBスタッフ予想でも19人のうち17人がピーク金利を5%超と見ていることが明らかになった。一方、短期金融市場はピーク金利を4.88%と依然5%割れを見ている。景気後退で、FRBの利上げ継続軌道が「間違い」との見解を維持している。

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