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NYの視点:FOMCの重要メンバーが速やかなQTを示唆、市場はタカ派5月FOMCの準備へ


連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、インフレを押し下げることが最重要で、一連の利上げで、系統的に引き締めを継続するFRBの方針を再表明した。さらに、バランスシート縮小を17−19年に比べてかなり速やかに実施していく方針も再表明。早くて5月連邦公開市場委員会(FOMC)に速やかにバランスシート縮小する可能性が強いと言及した。同総裁は通常ハト派、または中立として知られることから、タカ派発言はサプライズととらえられている。また、同時に、FRBの中でも議長と同じく影響力が強い副議長候補でもあるため、市場は同氏の発言を重要視。

議長や副議長と同じくFOMCでの影響力が強いNY連銀のウィリアムズ総裁も週末の講演で、FRBが早くて5月FOMCで資産保有縮小を開始することが可能だと言及している。ウクライナ戦争は短期的にインフレを引上げるが、直接的な米国国内総生産(GDP)への影響はおそらく「小さい」との見方。

22年のFOMCメンバーではないが、やはり通常はハト派寄りの米サンフランシスコ連銀のデイリー総裁も5月FOMCでの50ベーシスポイントの利上げに傾斜しつつある、とタカ派に転じた、このため、FOMCでは5月の大幅な利上げの論拠が高まりつつあると見られる。

発言に足並みが揃えられている兆候が見られ、5月3日、4日に予定されているFOMCに向けて、より伝達が活発化し、市場がFRBの大幅な引き締めに向けた準備を進めていく可能性がある。

ブレイナード理事は「バランスシート縮小は3月の見通しに示された以上に引き締め効果がある」としている。FRBは利上げとバランスシートの縮小の効力は同じとしており、利上げ幅を25ベーシスポイントに抑え、保有資産の縮小を加速させていく選択肢もある。どちらにしても、金利上昇に伴うドル買いが継続すると見られる。




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