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NYの視点:米2月JOLT求人件数:総失業者を500万件上回る、過去最大、FRBの利上げ加速正当化へ


米労働省が発表した2月JOLT求人件数は1126.6万件と過去最高付近を維持した。1月分も1128.3万件へ1126.3万件から上方修正された。総失業率の627万人を500万近く上回った。その差は、過去最大。

労働市場の自信をあらわすとして注目される退職率(Quits rate)は2.9%と、1月2.8%から上昇した。自発的離職者の440万人。

連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は労働市場のひっ迫が不健全な水準に達したと警戒し、利上げ加速が正当化するとの考えを示している。労働省が発表する最新3月の雇用統計の発表が待たれるが、JOLT求人件数の結果は、労働市場のひっ迫を示す新たな証拠となり、FRBの引き締め加速を正当化する。

■雇用たるみダッシュボード

◎金融危機前に比べ状態が改善        パンデミック: 金融危機前水準と比較
2月求人率(Job openings rate):7.0%(1月7.0% )     4.4%, 3%
2月退職率(Quits rate):2.9%(2.8%)            2.3%: 2.1%
2月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.9%(前月0.9%,前年1.1%)  1.2%
2月雇用者数(Nonfirm payrolls):+67.8万人(12月+48.1万人) +25.1万人,+16.18万人
2月採用率(Hiring rate):4.4%(1月4.3%)      3.8%
2月失業率(Unemploynent rate):3.8%(1月4.0%)     3.5%, 5%
2月広義の失業率(U-6):7.2%(1月7.1%)         7.0%, 8.8%

◎金融危機前に比べ状態悪化
2月労働参加率:62.3%(1月62.2%)               63.4%, 66.1%
2月長期失業者数(15週以上):38.3k(1月38.4k)        19k




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