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NYの視点:米12月JOLT求人件数は予想外に増加、総失業者を460万上回り過去最大、需給の乖離続く


米労働省が発表した12月JOLT求人件数は1092.5万件となった。11月1077.5万件から減少予想に反し増加した。総失業者数を460万件上回り、その差は過去最大を記録。需給の乖離が続いている証拠となった。

労働市場の自信をあらわす退職率は前月、過去最高を記録したのち、小幅緩んだ。採用率(Hiring rate)は4.2%。11月4.4%から小幅低下。4カ月ぶりの低下となった。解雇率(Layoffs/discharges rate)は0.8%と、0.9%からさらに低下。前年は1.3%だった。解雇率も大幅低下しており、労働市場ひっ迫の証拠がそろいつつある。

連邦準備制度理事会(FRB)の大半のメンバーは3月の利上げを支持する姿勢を見せているが、50ベーシスポイントの利上げに関しては選択肢としてはあるものの、必要性に関しては確信していない。セントルイス連銀のブラード総裁などFRB高官はオミクロンの影響で1月雇用統計の強い結果は予想していない。JOLTが示すように、1月雇用統計も予想外に強かった場合、利上げ観測が強まり、ドル買いに繋がる可能性もある。

■雇用たるみダッシュボード

◎金融危機前に比べ状態が改善        パンデミック: 金融危機前水準と比較
12月求人率(Job openings rate):6.8%(11月6.8% )     4.4%, 3%
12月退職率(Quits rate):2.9%(3.0%)          2.3%: 2.1%
12月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.8%(0.9%,前年1.3%)  1.2%
12月雇用者数(Nonfirm payrolls):+21万人(11月+54.6万人) +25.1万人,+16.18万人
12月採用率(Hiring rate):4.2%(11月4.4%)      3.8%
12月失業率(Unemploynent rate):3.9%(11月4.2%)     3.5%, 5%
12月広義の失業率(U-6):7.3%(11月7.7%)         7.0%, 8.8%

◎金融危機前に比べ状態悪化
12月労働参加率:61.9%(11月61.9%)               63.4%, 66.1%
12月長期失業者数(15週以上):45k(11月45k)        19k




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