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プラチナは値固め局面 サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NYプラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『プラチナは値固め局面』と述べています。

続けて、『ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)が11月下旬に公表した世界のプラチナ需給見通しによると、2021年は24トンの供給超過になる見通し。鉱山生産の回復や投資需要の減少などで、9月時点の予測に比べ供給超過幅が18トンに拡大する。22年も20トンの供給超過になるとした。2022年の総供給量は256トンを見込むが、総需要は21年より増加するものの236トンにとどまりそうで、供給超過が続きそうだ。』と伝えています。

NYプラチナのファンドの買い越しについては、『クリスマス休暇を前に大幅に減少した。WPICの報告に加え、ドル高もあって、NYプラチナはレンジの下限900ドルを一時下回った』と述べています。

次に、『WPICによると、水素エネルギーの急成長が将来に期待されているが、水素の年間需要は現在の9000万トンから2030年に1億4000万トンになり、そのうち20%はグリーン水素が占めると予想されている』とし、『グリーン水素とは、水を電気分解し水素と酸素に還元することで生産される水素のこと。この水素を利用し、酸素を大気中に放出し、環境へ悪影響を与えずに水素を利用することができる。電気分解を実現するためには電気が必要で、プラチナは触媒として使用される。将来のグリーン水素の需要増加は、プラチナの需要増加に直結するといえる。』と解説しています。

また、『炭酸ガスを排出するガソリン車は今後、生産が停止される。そのため、ガソリン車の排ガス触媒として用いられるパラジウムの需要低下が見込まれ、パラジウム相場が下落している。プラチナも供給過剰を背景に売られているが、パラジウムとの価格差は1000ドルを大きく下回り、プラチナのパラジウムに対する割安感が解消されている』と言及しています。

こうしたことから、陳さんは、NYプラチナについて、『900ドルという採算コストの下限まで下落した。実需買いが入りやすいレベルで、値固め局面となろう』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の12月22日付「プラチナは値固め局面」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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