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NYの視点:米10月消費者信頼感指数が予想外に改善、Q4GDPの伸び回復を支援


米コンファレンスボードが発表した10月消費者信頼感指数は113.8と、9月109.8から低下予想に反し上昇した。4カ月ぶりの上昇となった。一方、今後12カ月のインフレ期待は7.0%と、9月6.5%から上昇。ただ、物価の上昇にかかわらず、労働市場の改善や新型コロナ感染が一段落したことが消費者信頼感の回復に繋がった。

現況は147.4と、期待は91.3で、それぞれ9月144.3、86.7から上昇。国内総生産(GDP)の成長は第3四半期に鈍化後、第4四半期に伸びが加速する可能性が期待できる。このため、ドルも底堅い展開が予想される。第3四半期には新型コロナウイルス変異株の再流行で消費が著しく滞り、エコノミストはGDP成長が2%前後に鈍化したと見ている。


■10月消費者信頼感:113.8(予想108.0、9月109.3)
現況:147.4(144.3)
期待:91.3(86.7)

インフレ
今後12カ月のインフレ期待
7.0%(9月6.5%、2020年5.6%)

今後6カ月の賃金
7.4(9月5.5、3.3)

雇用
十分:55.6(56.5、26.7)
不十分:33.8(30.5、53.7)
困難:10.6(13.0、19.6)

6カ月後
増加:25.4(21.3、32.0)
減少:18.3(19.9、19.8)
不変:56.3(58.8、48.2)
所得
増加:18.7(16.9、17.5)
減少:11.3(11.4、14.2)
不変:70.0(71.7、68.3)

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