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メキシコペソ円は、もち合いで推移しそう サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)


皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、メキシコペソ円についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、メキシコペソ円について、『政策金利の据え置きにより緩和サイクルへの見方が別れる中、もち合いで推移しそうだ』と述べています。

「実質金利」=「名目金利(政策金利)」−「物価上昇率(インフレ率)」。メキシコペソに関して言えば、政策金利4.0%−物価上昇率3.76%=実質金利+0.24%。

先週のメキシコペソについて、『メキシコ銀行(中央銀行)が3月25日に政策金利を4.0%で据え置くと決定したことが好感されて上昇が強まった。市場では追加利下げが予想されていた』と伝えています。

また、『米国で大型のインフラ投資計画が決定されており、隣国であるメキシコの景気にプラスになるとの見方も強まっている。出稼ぎ労働者によるメキシコへの送金が増えれば、ペソ買いが膨らむ面もある』と考察しています。続けて、『原油相場に先高期待が強いことも産油国であるメキシコには支援要因』と述べています。

次に、『今週はメキシコの経済指標が多数発表される。特に注目されるのは、8日の3月消費者物価指数(CPI)だろう。前年比で4.1%が予想されており、前回の3.76%より上昇する見込み。予想通り4.1%に上昇すると実質金利はマイナスに落ち込んでしまい、ペソにとっては下押し要因になる』と説明し、『また、同日公表されるメキシコ中銀金融政策決定会合議事録も注目される。利下げサイクルが終了したとの見方もあるが、インフレ率が上昇している状況で、中銀がどのようなスタンスなのか注目される』と見解を述べています。

一方、『コロナ患者の増加は重石になっている。メキシコの保健当局は27日、新型コロナによる死者が公式に確認されていたおよそ20万人より6割も多く32万人を超える可能性があることを認めた。メキシコでは検査不足から死者の数が実際よりも低く出ている可能性が指摘されていたが、実際はブラジルを上回り、世界で2番目に死者が多いことになる』と言及しています。

こうしたことから、陳さんはメキシコペソ円の今週のレンジについて、『5.20円~5.70円』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の4月6日付「【メキシコペソ円今週の予想(4月5日)】」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜


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