台湾選挙は中国の惨敗、元統合幕僚長の岩崎氏「中国の過激な行動は考え難いがただ静観することもできない」
しかし、昨年の7月1日の香港返還22周年記念式典挙行中に立法会近くでデモが勃発した。当初はこのデモは数日で終息するだろうとの予測であったが、日に日に拡大していった。香港は紛れもなく中国の「一国二制度」隷下にある。多くの台湾国民は、香港のデモを見守った。このデモを機に、台湾情勢に徐々に変化が出始めた。
そして、今回の選挙では蔡英文総統が817万票(得票率57.13%)を獲得する圧倒的勝利に終わった。この817万票は歴代総統選で過去最多である。因みに、これまでの最多得票数は2008年3月における馬英九氏の766万票。過去の選挙投票率よりも高いわけでないものの、74%を超える高い投票率であった。
また、台湾では総統選とともに立法委員選挙も行われた。選挙直前まで議会での民進党による過半数確保は困難と予測されていたが、定員113名に対し民進党が61議席(改選前−7議席)、国民党が38議席(改選前+3議席)と過半数を維持することとなった。
今回の勝因はなんであったろうか?多分勝利の要因を挙げれば切がなくなるだろうが、私は敢えて以下の3点を指摘したい。
まず要因の第1は習近平の台湾に対する「一国二制度」の強要発言及び「香港市民の戦い」に対する台湾国民の恐怖心であろう。このことは多くのメディアも指摘しており、説明が必要でないと考える。
そして、第2は「台湾国民としての誇り」である。私は、偶然にも選挙後に台湾を訪問する機会があった。私の大親友である台湾国軍の沈一鳴 参謀総長が1月2日、UH-60で部隊視察に向かう途中、大変残念なことに不幸にも不慮の事故で殉職された。このヘリには13名搭乗されていたようであるが沈参謀総長を含む8名の軍人がお亡くなりになられた。葬儀は1月14日に台北市内の松山空軍基地で執り行われ、私は妻とともに参列させて頂いた。この際、私はいろいろな方々と懇談させた頂き、今回の事故の件も含め、選挙のこともお聞きする機会を得た。ある方の言葉が脳裏に鮮明に残っている。「今回の選挙では、我々は台湾人である、台湾国民である、という自覚や誇りが蔡英文総統を勝利に導いた。」との言葉である。
最後に第3の要因は、昨年12月に成立した「反浸透法」である。これは他国からの台湾への浸透(メディア、政治工作等)を規制する法律である。この法律によりメディアや他国からの選挙妨害が極端にやりにくくなった。最近の米国の大統領選をはじめ各国での選挙で度々、選挙妨害やサイバー攻撃が話題になっている。この法律によって、かなり某国からの妨害がやり難くなっている。この法律の成立が選挙間際であったことも、功を奏しているのかもしれない。
さて、それでは、この台湾での選挙を中国は、また習近平はどう見ていたのであろうか?また、選挙結果をどう見ているのだろうか?
一部では、選挙期間前から、中国からの資金が国民党へ提供されているのではとの報道がなされていた。やはり中国としては、親中国的な国民党を支援したくなるのは理解できる。しかし、残念ながら今回の選挙結果は歴史的な蔡英文側の勝利であり、中国の惨敗である。前回の2016年1月の選挙で蔡英文が朱立倫(国民党)を破り、総統に就任した直後から、中国は台湾に対する経済的な嫌がらせを露骨に行った。例えば、中国人の台湾訪問客数は2015年までかなり急速に増加していたが、2016年以降に減少へ転じ、過去最高数を記録した2015年から半分程度になっている。また、中国は台湾産の農産物を購入しない等の経済的圧力を急激に加えるという事例もあった。軍事的には空母遼寧や中国軍艦及び偵察機や戦闘機が定期的に台湾海峡を通峡したり、時にはバシー海峡を抜け西太平洋に出て訓練を行ったり、台湾を周回して沖縄・宮古間を通り、東シナ海を遊弋する行動を行ったりしている。昨年の3月には初めて中台中間線を中国の戦闘機が越えて飛行するなど徐々に軍事的圧力も強めつつあるのが実情である。このような中での蔡英文圧勝であり、今後も中国は台湾に対する経済的・軍事的圧力を強めていくことが考えられる。米中の経済摩擦等を考慮来れば、中国が近い将来において過激な行動に出ることは考え難いが、習近平としても台湾情勢をただ静観することはできない。習近平の体制はそれほど強固なものではないからである。これまでどおり、彼らは力の空白を見つければ必ず出てくる。
今後、台湾は蔡英文総統と頼清徳(前行政院長)の二人三脚で運営していくことになろう。今回の沈大将の殉職は台湾にとっては大きな損失であったが、誇りを取り戻した国民は強い。また、米国は昨年、台湾関係法を大きく見直した。M1A2戦車やF-16Vの売却が報道されている。今回の沈参謀総長の葬儀には台北に所在する米国代表部(AIT)から20名を越える米国の職員が参加していた。この中には、現役の米国空軍准将であるMatthew Isler氏も参加していた。米国と台湾の安全保障上の関係は更に深まっていくことが予測できる。
さて、我が国も米国と同じく「一つの中国(One China)」政策を取っているが、価値観を共有できる台湾、そして東アジアの戦略的要衝である台湾に関して、これまでどおりの関係を続けていっていいものだろうか?(2020.01.16)
岩崎茂(いわさき・しげる)
1953年、岩手県生まれ。防衛大学校卒業後、航空自衛隊に入隊。2010年に第31代航空幕僚長就任。2012年に第4代統合幕僚長に就任。2014年に退官後、ANAホールディングスの顧問(現職)に。
写真:ZUMA Press/アフロ
<SI>
辞任のカンテレ大多亮社長 中居正広氏への「怒り」質問に「いまとなってはコメントもない」
長嶋一茂、重度の鬱になったことを衝撃告白 精神安定剤を「1度も手放したことはない」
【韓流】キム・スヒョン、故キム・セロンさんと未成年時付き合ったとの証拠メッセージ公開される
辞任表明のカンテレ大多亮社長、中居正広氏による性暴力「プライベートな問題と考えてしまった」
【阪神】抹消か?2戦連続3失点ゲラ、巨人戦の試合前練習に姿見せず 代わって渡辺諒1軍合流
韓国の次期大統領第1候補の野党・李在明代表が声明文「国際社会の信頼を急速に回復させる」
大多亮社長辞任カンテレ生中継「とれたてっ!」急きょ変更 古市憲寿氏「今日はお花見特集と…」
【休日のお出かけに!全国50蔵の酒が楽しめる飲み歩きイベント】「第9回 日本橋エリア 日本酒利き歩き 2025」開催
エスリ、消費者向け地図アプリに最新の道路閉鎖情報を提供
山本由伸、ターコイズカラーのヴィトンバックで遠征出発「さわやかな色!」5日先発で9連勝へ
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
「中居正広」Xトレンド入り、第三者委員会の調査報告書にツッコミ殺到「こりゃ酷い」の声
中居正広氏、14年前に脳科学者が「女性におぼれて芸能界追放」と“予言” X騒然「すごい」
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
有吉弘行、「感謝祭」で永野芽郁に暴走突撃の江頭2:50について“たったひと言”で言及
笠井信輔アナ、飲食店で隣席の女性に叱責され謝ったのに「自らのストレスを他人に向けて…」
「もう会えなくなるけど、こんな女がいたことも忘れないでね」ヒコロヒー“永久出禁”受け吐露
伝説のロックバンドドラマー、中居正広氏めぐるテレビ番組報道に「ハッキリ言います!」
日清食品どん兵衛CM、「アンミカ起用」で不買運動の動き
中居正広氏「ひと段落かな」B氏「動きます」女性A退職時の文面公開されX「最悪」「ヘド出る」
多部未華子(30)結婚の裏事情あまりにも恐ろしすぎると話題に!
二階堂ふみが結婚!?お相手が衝撃的過ぎてネット民「マジか・・・」
堀江貴文氏、炎上ストリートピアノ騒動に“たった5文字”で反応しX賛同多数
「中居正広」Xトレンド入り、第三者委員会の調査報告書にツッコミ殺到「こりゃ酷い」の声
楽しんご、銭湯での男性へのわいせつ行為で逮捕された中孝介容疑者に“8文字”でずばり私見
中居正広氏、14年前に脳科学者が「女性におぼれて芸能界追放」と“予言” X騒然「すごい」
【おすすめアニメ50選】完結済み!定番から最新作まで!
万引き逮捕の米田哲也容疑者を「ご親族かどなたか助けてあげられないのか」紀藤正樹氏「悲しい」
堺正章が60歳タレントと“禁断の”共演「確かに昔干したよ」「本気でした」激白しスタジオ騒然
【ネタバレ?】史実で見るキングダムの今後の展開まとめ〜中華統一までの全体像

辞任のカンテレ大多亮社長 中居正広氏への「怒り」質問に「いまとなってはコメントもない」
長嶋一茂、重度の鬱になったことを衝撃告白 精神安定剤を「1度も手放したことはない」
【韓流】キム・スヒョン、故キム・セロンさんと未成年時付き合ったとの証拠メッセージ公開される
【阪神】抹消か?2戦連続3失点ゲラ、巨人戦の試合前練習に姿見せず 代わって渡辺諒1軍合流
辞任表明のカンテレ大多亮社長、中居正広氏による性暴力「プライベートな問題と考えてしまった」
韓国の次期大統領第1候補の野党・李在明代表が声明文「国際社会の信頼を急速に回復させる」
大多亮社長辞任カンテレ生中継「とれたてっ!」急きょ変更 古市憲寿氏「今日はお花見特集と…」
【休日のお出かけに!全国50蔵の酒が楽しめる飲み歩きイベント】「第9回 日本橋エリア 日本酒利き歩き 2025」開催
エスリ、消費者向け地図アプリに最新の道路閉鎖情報を提供
山本由伸、ターコイズカラーのヴィトンバックで遠征出発「さわやかな色!」5日先発で9連勝へ