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東京ドバイ原油への売りポジションも一考か サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の気になるレポートです。今日は原油市場について、松永さんのブログ「松永総研」からレポートをご紹介いたします。

原油の値動きについて、松永さんは『昨夜のNYダウが237ドル安となり、再びリスクオフの流れが強まってきました。それを受けて昨夜のNY原油やブレント原油も小幅下落となりました』と伝えています。

また、中国共産党系メディアである環球時報の胡錫進編集長がツイッターで、『中国はレアアースの対米輸出規制を真剣に検討している』とコメントしたとのことです。レアアースについては、『中国による世界のレアアースのシェアは、昨年時点で71%に達しました。そして、米国は、レアアース輸入量の80%を中国からの輸入に依存しています』と解説。

米国の中国に対する追加関税でも、レアアースは適応除外としたほどと述べており、『レアアースを使用する米国のハイテク企業にとっては、「中国からレアアース輸入」が生命線なだけに、中国側が報復措置として米国へのレアアース輸出を削減すれば、米国のハイテク企業は大打撃となります』と分析しています。

一方で、『米国がハーウェイへの圧力を強めたことを受けて、ハーウェイなどの中国の電子機器企業の多くは、半導体などのハイテク機器の自国生産を強める必要が高まってきました。その為に自国でこれまで以上にレアアースを消費することになるので、それを受けて米国へのレアアース輸出を削減することは十分考えられます』と考察しています。

足元では、米中貿易協議の激化や長期化への懸念からリスクオフに傾いていますが、6月28~29日に予定されるG20と米中首脳会談に向け、『米国側と中国側は、共に通商協議への圧力をかけ続けることも予想されることから、今後もリスクオフの流れが強まり続け、それと共にNYダウとNY原油が更に下落基調を続けることも予想されます』と分析しており、『東京ドバイ原油への売りポジションを継続することも一考かもしれません』と示唆しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の5月29日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

三井智映子の「気になるレポート」は各種レポートを三井智映子の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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