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信用倍率で相場の位置をみると、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

3/8付の「DailyOutlook」では、信用倍率と相場について考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『“上昇相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく”という。“懐疑の中で育つ”では、上昇相場の序盤とあって強気になりきれず、先行き警戒感が根強くある。信用取引においては空売りする向きも多く、信用倍率(二市場の信用買い残÷信用売り残)は低下していく局面となる。“楽観の中で成熟する”では、空売りの勢いは以前ほどなくなり、信用倍率は横ばい傾向となる。“幸福感の中で消えていく”では、強気との見方が支配的となる。買い方が増え、信用倍率は上昇していく』と伝えています。

つまり、上昇相場における信用倍率は「低下→横ばい→上昇」という経緯を辿る傾向があることを挙げ、『実際、TOPIXの2016年2月安値から18年1月高値の上昇相場における信用倍率は、16年2月から16年後半にかけて低下、16年後半から17年後半は横ばい、17年後半から18年1月は上昇した。足下の信用倍率は低下傾向にある。年初から上昇相場が始まったとすれば、現状は“懐疑の中で育つ”局面にあろう』と分析しています。

さらに、『大底から立ち上がった序盤だけに強気になり難いかもしれない。実際、昨年12月の大幅下落をみて、相場に乗れていない向きは多いだろう。しかし、次は上昇相場の中盤“楽観の中で成熟する”局面が訪れよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『TOPIXと信用倍率推移』を紹介しています。詳しくは3/8付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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