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不安心理の2番天井には注意、SMBC日興証券(花田浩菜)




こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

1/10付の「DailyOutlook」では、2番天井リスクについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『年末年始の日本株市場は、米国経済、ひいては世界経済の変調への懸念が高まり、投資家のリスクオフ姿勢が急速に強まった。投資家の不安心理を示すとされる米VIX指数は12月24日に36.07と、同年2月5日以来の水準まで急騰した。その後も年初に発表された米国のISM製造業景況指数が市場予想を大幅に下回って急低下するなど、米景気に対する警戒感が燻り続けてはいるものの、VIX指数は足元では20前後まで低下した』と伝えています。

続けて、日経平均は新年2営業日目以降は切り返して3日続伸、12月高値から同安値までの下落幅の38.2%戻し水準(20,461円)を一時回復するなど、市場は落ち着きを取り戻しつつあることを挙げ、『ただ、15年以降でVIX指数が35を超える水準まで急騰した過去2回のケースを振り返ると、いずれもVIX指数が急速に低下した後、15年8月の際は24営業日後、18年2月の際は33営業日後に再度上昇して2番天井を記録しており、その期間の日経平均は弱含んで推移した。今回についても、来週15日に英国のEU離脱協定案の議会採決、月内には米国が日本とEUに対して通商交渉を開始するとみられている他、2月には米国による自動車等の輸入制限措置の報告書提出など、多くの不透明要因が控えており、再度市場が神経質になる可能性があろう』と分析しています。

さらに、『2番天井リスクには注意しつつ、その後の株高に備えておきたい』とまとめています。

最後にレポートでは、『米VIX指数と日経平均の推移』を紹介しています。詳しくは1/10付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜




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