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米国の経済成長はどうなる?しばらくはリスクヘッジ志向の金相場に注目か サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。10月の高止まりする米長期金利や世界的な貿易摩擦の悪影響、サウジの記者殺害疑惑などのリスク要因などから「有事の金買い」といわんばかりに金が上昇しました。しかし、投資家の買い意欲が回復し、リスクオンの流れとなり、金は売りに転じているようです。11月1日午前の金価格は続落となっています。

では、今後の金価格はどうなるのでしょうか?今日は金市場についてのレポートをご紹介します。

松永さんは、まず米株価の値動きに触れ、『今回の急落で年初からの上げ幅のほぼすべてを吐き出しました。今後の米国経済成長を考えれば、米国株より米長期金利に関心を示す投資家が増えそうです』と示唆しています。

続けて、『そうした意味でも米10年債利回りが3.2%台に突入すれば、前回と同様に米国株式市場への警戒感が高まる可能性があります』と考察しています。そして、長期的に上昇トレンドを続けてきた米国株について、『これまでの米国株の急上昇を支えてきたのは、「米国企業の1株当たりの利益率(ESP)や株価収益率(PER)などの増加見通し」でしょう』と分析しています。

加えて、『トランプ大統領の掲げた法人税減税措置を受けてESPやPERの見通しが急上昇し、そうした「ESP見通し」や「PER見通し」の上昇に触発されて2016年秋から米国株が急上昇を続けました』と解説し、現在の米国企業のESPやPERについて『現在の米国株の水準を正当化させるほど高い水準にあります』との見解を伝えています。

しかし、今後の値動きについては『問題は、最近の新興国の経済成長が鈍化し始めており、米国の経済成長も鈍化する可能性が高まってきたことでしょう』と指摘しています。

そして、NYダウについて『今月3日に最高値を記録しましたが、米国企業の7~9月期決算発表シーズンの始まりと共に暴落しました。多くの企業が近年最高の企業利益を発表しましたが、(中略)米中貿易摩擦の長期化を反映する内容となった事が嫌気されたようです』と伝えています。続けて、『それにより、これからの米国株は、「米中貿易摩擦の長期化」による影響を十分に織り込んだ水準まで下落する必要がありそうです。そうした意味では、しばらくはリスクヘッジ志向の金相場に注目も一考ではないでょうか』と考察しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の10月31日付「金市場パート2」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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