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生産コスト増や労使交渉難航懸念で白金価格は上昇するか? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


皆さん、こんにちは。フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。週明け25日はNY白金が高寄りしましたが、円高に振れたことで白金は上げ幅を縮小しています。米中貿易摩擦懸念から貴金市場でも資金引き上げの動きがみられましたが、流れは変わってきたのでしょうか。今回は、白金市場についてのレポートをご紹介しますね。

レポートでは、『NY白金において近年初めてファンドポジションが売り越しに転じたこと』に注目しており、『6月19日時点でファンドポジションが売り越しに転じ、その後のNY白金が上昇に転じていることも注目でしょう』と分析しています。

また、『南ア国営電力会社のエスコム社の労使交渉がかなり難航しているようです』と伝えています。続けて、近年の石油価格について『大連粘結炭がこの3年間で2倍ほどにまで急騰し、大連コークスもこの3年間で3倍ほどにまで急騰しており、世界的に石炭価格が3年前から大幅上昇となりました』と述べており、『南アの電力発電は石炭発電に依存しておりますので、石炭価格の高騰がエスコム社の経営を圧迫しております』との見解を示しています。生産コストが上がれば、南アフリカの生産が急速に低迷する懸念もあるでしょう。

加えて、『バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチによる今年の南アのインフレ率予想は4.6%です。それにより南アでは、4.6%程度の賃上げでは、「事実上賃金据え置き」となる計算です』と紐解いており、『南ア鉱山での年初からの死亡者45人中20人が世界第2位の白金鉱山会社であるシバニ—・スティール・ウォーター社内で発生しており、同社の安全管理が問題視されております。最近も立て続けに死亡事故が発生し、労働組合側の不満も高まっているようです』と伝えています。

労使交渉が落ち着くまでは白金生産量が落ち込むことも考えられます。そうなれば需給が引き締まりますので、米中貿易摩擦を注視しつつ、白金の値動きを注視してみてはいかがでしょうか。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の6月25日付「白金市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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