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NAFTA第5回交渉で決裂すればメキシコペソが更に下落の可能性も サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコマーケットレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。2017年10月30日から、くりっく365で取引ができるようになり、一気に身近な通貨となったメキシコペソ。金利が高いのも魅力の通貨、メキシコペソについて今日はお伝えします。

アメリカ・カナダ・メキシコ間で行われたNAFTAの再交渉では大きな進展がなく、アメリカが保護主義的な通商政策を打ち出す可能性などからペソは下落しています。レポートでは、『米国とカナダとメキシコは、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉で目指していた年内妥結を断念したことを、10月17日の第4回会合閉幕後に明らかにしました』と伝えています。

さらに、『この会合で米通商代表部は、自動車のゼロ関税適用条件を定める「原産地規則」で米国製部品50%以上の利用を求める案を提示し、「アメリカ・ファースト」の姿勢を示しました。会合後にカナダのフリーランド外相は「米国と深刻な見解の相違がある」と述べており、米国の歩み寄る姿勢が全く見えなかったようです』と詳しく分析しています。

そして、『NAFTA再交渉が行き詰ってきたことを受けてメキシコペソ売りが進んだようです』と結論づけています。

加えてレポートでは、『格付け会社のS&Pは10月24日、北米自由貿易協定NAFTAが実質的に撤廃されれば、現在「BBB+」のメキシコのソブリン格付けを見直す方針を表明しました』と伝えており、『NAFTA再交渉を経てメキシコと米国間の通商・投資の流れが維持できなければ、格下げが実施されることになります』と考察しています。

メキシコペソの今後の値動きについては、各国の政治事情に着目し、『大統領選を控えているだけに、メキシコとしてもNAFTA再交渉の条件であまり妥協出来ないという背景もあります。また、米国も来年11月に中間選挙を控えていることから、米国も妥協するとは思えません。こうした背景を考えれば、今月中旬の第5回交渉も決裂し、メキシコペソが更に下落すると考えるべきかもしれません』との見解を示しています。参考にして見てくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の11月7日付「メキシコ・ペソ」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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