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地政学的リスクが後退、リスクプレミアムの沈静化で原油価格が軟化? サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。17日のダウ平均は3日続伸、終値は前日比40ドル48セント高の2万2997ドル44セントと連日で過去最高値を更新しましたね。利確売りもでているものの、企業業績を好感した買いが優勢となっており、一時、初めて2万3000ドルを突破する場面もありました。そのことが原油価格にも影響したようですのでレポートします。

レポートでは、『17日夜のNY原油は、イラク軍が奪還した地域からクルド人勢力が撤退することで合意したとの報道を受けて、キルクーク油田における地政学的リスクが後退し、原油価格が急落する場面もありました』と伝えています。しかし、『昨夜24時ごろにNYダウが初めて2万3000ドル台に乗せると、リスクオンの流れが強まり、原油価格が安値から持ち直したようです』と原油価格が反発した背景について分析しています。

また中東の地政学リスクが原油相場に及ぼす影響については、『イラク有数の油田地帯であるキルクーク油田の南部で一時武力衝突が発生して原油市場のリスクプレミアムが急上昇しましたが、結果的にはキルクーク油田が今も通常通りに操業されていることから、プレミアムリスクの低下と共に原油価格も軟化する可能性があります』と伝えています。

加えて、『米国一国の決定ではイランの原油生産や原油輸出を制限することも難しいことから、イランの原油生産や原油輸出に対するリスクプレミアムの沈静化も時間の問題かもしれません』と見ています。

『明日発表される週間石油在庫統計に対しては、「増加を続ける米原油生産と米原油輸出量」が注目されているようです』との見解となっています。引き続き原油価格も注視していきたいですね。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の10月18日付「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコマーケットレポーター 三井智映子




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