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NYの視点:FOMC、B/S縮小へ、リセッション警戒感も


米連邦準備制度理事会(FRB)は19日から20日の2日間にかけて、連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。3月、6月に利上げを実施後、FRBはこの会合で、政策金利を据え置くと見られている。一方で、4.5兆ドルに膨れ上がった保有資産の縮小を開始する計画を発表する見込み。FRBのみならず、世界の中央銀行の中で、この規模でのバランスシートの縮小は初の試みとなる。

FRBは過去に6回バランスシートの縮小を行っている。リサーチ会社、MKMパートナーの調べによると、そのうち、5回は最終的に米国経済が景気後退に陥ったと警告している。1921−1922年、1928−1930年、1937年、1941年、1948−1950年、2000年の6回。また、FRBが長期間かけて利上げをした場合、最近13回の引き締めサイクルのうち、10回は景気後退に陥ったことも明らかにしている。

バランスシートの拡大を開始して以降、FRBは規模を維持するために満期がきた証券の再投資を行ってきた。9月に発表されると見られる計画では、FRBは満期が来た一定額の規模の証券の再投資を控えると見られる。目標規模は少額から始め、500憶ドル規模を上限とし、四半期ごとに増額させていくと見られている。現在の市場の予想では、FRBはバランスシートが2兆ドル、あるいは2.5兆ドル規模に戻るまで、4,5年かけて資産を縮小していくと見ている。

イエレンFRB議長をはじめ、ほとんどのFOMCメンバーが、バランスシートの縮小が市場に与える影響は最小限にとどまるとしている。しかし、利上げと前代未聞の規模でのバランスシート縮小という2重の引き締めで、下半期の市場が果たして現状のように低い変動率を維持するように混乱なく終了するかどうかに懐疑的な見方も少なくない。




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