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三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~押さえておきたい中国市場


皆様こんにちは!フィスコマーケットレポーターの三井智映子です。

資産運用の基礎知識を一緒に学んでいきましょうというこの連載、前回まではアメリカ、日本のチェックするべき経済指標をご紹介してきましたが、これからしばらくは中国の経済指標についてご説明したいと思います。日本株にしか投資しないという方も多いかもしれませんが、アメリカや中国の影響は無視できないのでしっかり押さえていきましょう!

中国の経済指標を一緒に学んでいく前に、まず今回は中国株式市場についてお話ししますね。中国株の種類は中国本土市場である「上海証券取引所と深セン証券取引所のA株、B株」、次に香港市場である「香港証券取引所のメインボードGEM市場」があります。

中国本土市場はA株、B株とも中国大陸企業が発行する同一権利・額面の株式です。A株は中国の人と中国政府に認められた海外投資機関などが購入でき、中国の大企業の殆んどがA株市場に上場していて人民元で取引されます。優良企業が多いのですが、基本的には外国人は上海A株と深センA株の売買はできません。2002年にQFII制度が導入され部分的にのみ解禁されています。保護・育成段階にある市場です。B株はA株に上場している企業がB株にも上場している場合が通常で、A株との連動性が強いため、B株の売買の際はA株の動向を考慮するべき、と考えられます。B株は中国人と外国人投資家が投資できる市場です。

続いて香港市場についてご説明します。こちらに上場する銘柄は、一般的にその特徴から大きく「H株」「レッドチップ株」「その他の香港株」の3種類に分けられます。日本人や外国人投資家は、香港市場に上場するすべての銘柄を取引することができます。香港ドルはアメリカドルとのペッグ制を採用しているため、米国経済の影響を受けやすいといえます。

H株は、香港に上場している中国企業。中国国内に本社が有り、取引は香港でされているものです。レッドチップは、香港に本社があり取引も香港でされているもので、香港や海外など中国本土以外で登記が行われている中国系の企業です。一般に中国資本が30パーセント以上となっています。その他の香港株は「P株(民営企業株)」「GEM(GEM上場銘柄株)」「恒生(ハンセン)株(恒生指数構成銘柄株)」などに区別されています。

香港市場はメインボードとGEM市場に分けられます。GEM市場は成長企業向けで、
アメリカのナスダックに相当します。

中国は社会主義国家ですから日本とは経済体制が異なります。中国株は中央政府によって取引ルールや金融政策が突然大きく変わる可能性もありますので注意が必要です。

皆様もご存知の通り、中国は2010年にGDPで日本を抜いて世界第2位の経済大国となっています。そこで、次回は中国の経済指標その1として中国のGDPについてご説明したいと思います。

ここ数年、中国経済に対する懸念が継続していますね。中国経済は世界経済にも大きく影響すると考えられますので、市場動向や経済指標はチェックしておきたいですね。

海外市場への投資の第一歩を踏み出してみたいという方は、人工知能を使ったロボアドバイザーに頼ってみるのも良いと思います。「お金のデザイン」が開発したTHEO[テオ]は米国で上場している世界中のETF(上場投資信託)を投資対象としており、日本国内だけでなくアジアや欧米など幅広い国に自動的に分散投資してくれるサービスです。ポジションを持つことは一生モノの学びにつながると思いますので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。


三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」は、資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。


フィスコマーケットレポーター 三井智映子

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