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三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~押さえておきたい経済指標6


こんにちは、フィスコリサーチレポーターの三井智映子です。

資産運用の基礎知識を一緒に学んでいきましょうというこの連載、今回は日本の経済指標6つ目である景気ウォッチャー調査をご紹介します。これは街角景気とも言われ、身近であると同時に日本経済の状況を最も早く把握できる敏感な経済指標といえます。

景気ウォッチャー調査は、内閣府が毎月、地域の景気に関連が深い職業の方や、身近に景気の動きを観察できる方々2050人を調査対象として実施している調査です。具体的にはタクシーの運転手や百貨店などの店員、製造業や金融、税理士、人材派遣会社の社員といった「家計動向、企業動向、雇用等、代表的な経済活動項目の動向を敏感に反映する現象を観察できる業種の適当な職種」の方々です。そのため景気ウォッチャー調査は街角景気指数とも呼ばれています。

「最近外食をするお店が混んでいる」とか、「外国人観光客も増えたし、高いものが売れている気がする」など世間話の中で景気を感じることがありますよね。それが経済指標になったというイメージです。私もタクシーに乗るとよく運転手さんに「最近の景気の良し悪しはどうですか?」と聞いています。毎月月末の調査が翌月第6営業日に発表され、速報性が高いことでも注目度の高い指標です。

景気ウォッチャー調査の見方は、景気の現状判断DI(現状判断指数)が50より高いか低いかです。100点満点のテストと似ていますが、全ての人が景気を最悪と判断するとDIは0になり、逆にすべての人が景気を最良と判断している状態では100となります。50は横ばいを示します。今の景気を見る現状判断DIと、2~3カ月先を見る先行き判断DIの2種類があるので両方チェックしてくださいね。内閣府のHPで最新の結果を見ることができます。

では最近の結果を見ていきましょう。4月10日に発表された3月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIが47.4と前月比1.2ポイント低下し、3カ月連続でマイナスという結果となりました。年度末である3月にもかかわらず、学用品を中心としたまとめ買いや白物家電の販売量も減少しているとの実感があるようです。これは少子化の影響や、ネット通販の台頭など消費環境の変化が反映されているのではと推測されます。また燃料など原材料価格の上昇も消費減につながったようです。

このように、景気ウォッチャーは身近に感じられる経済指標のひとつですので、ぜひチェックして投資にお役立て頂ければと思います。

これを読んでくださっている皆様は投資をされていますか?いきなり自分で考えて始めるのはハードルが高いという方は、ETFやロボアドバイザーに任せる、また優待目当てで株式投資してみるなどやりやすい方法を選んで投資を初めてみるのもよいかもしれません。

初めて投資をされようという場合、投資商品選びも難しいと思いますが、いくらから投資が始められるか、手続きは簡単かどうかといった要素も重要ですね。お金のデザイン社の「THEO」という投資一任運用サービスは、最低10万円から始められる、スマホから簡単に申し込みができるということで若年層に人気です。今話題のロボアドバイザーが全自動で投資運用を行ってくれるということで、ユーザーの50%以上が30代以下で、投資初心者が多いようです。

実際に投資の初めの一歩をすすめてみることで、経済指標やその結果による動向への理解はより深まると思います。引き続き、一緒に学んでゆきましょう!

三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」は、資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。

フィスコリサーチレポーター三井智映子





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