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NYの視点:3月米FOMC議事録ではB/Sの行方が焦点に


米連邦準備制度理事会(FRB)は5日に先月14−15日に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録を公表する。FOMCはこの会合で政策金利であるFF金利誘導目標を0.25%引き上げることを決定した。米国の経済で、雇用がFRBの目標である完全雇用に近づいたまたは達したほか、インフレも中期の目標である2%に向けて上昇するメンバーの自信が強まっていたため、市場は利上げをほぼ織り込んでいた。

イエレンFRB議長、フィッシャー米FRB副議長、ダドリーNY連銀総裁といったFOMC内で影響力の強いメンバーは、「昨年12月から見通しはほぼ変わらず」とし本年3回の利上げ見通しを維持している。議事録ではバランスシートの行方が焦点となる。ダドリーNY連銀総裁は本年後半から18年にかけて、緩やかで秩序のあるペースでのバランスシート解消を開始する必要があると指摘。バランスシート削減方法では、1.再投資を本年末で終了、債券を期限まで持ちきる。2.売却する、などが挙げられる。また、再投資に関してはMBS(住宅ローン担保証券)を減らし、米国債に集中していくとの案もあるようだ。バランスシートの削減は債券利回りの上昇要因となる。

超タカ派として知られていた米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は2012年のFOMC機密情報漏えい問題関与の可能性から4日付で突如辞任を表明した。しかし、ラッカー総裁は2017年のFOMC投票権を保有していなかったことや、年初時点ですでに本年10月の退任する意向を発表していたこともあり、FOMCの見通しには大きな影響を与えないと考えられている。





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