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世界自動車16年販売は6%増の8424万台、中国14%で伸び最大


2016年の世界自動車販売台数で、中国は伸び率最大国となった。英自動車調査会社JATO Dynamicsがこのほど発表した最新リポートによると、16年の世界自動車販売は前年比5.6%増の8424万台に拡大。うち中国は14.2%増の2553万台に達し、伸び率最大のマーケットとなっている。台湾は4.6%増の41万2000台を売り上げた。
世界62カ国・地域の自動車販売データを集計した。中国に次ぐ米国では、0.4%増の1755万台が販売されている。このほかカナダは3.1%増の196万台、メキシコは18.7%増の161万台、プエルトリコは5.8%増の8万6000台など。EU29カ国は7.0%増の1708万台、ロシアは2.8%減の135万台、トルコは1.9%増の97万8000台、イスラエルは12.6%増の28万7000台となっている。東南アジア、オセアニアでは、オーストラリアが2.0%増の114万台、インドネシアが5.4%増の98万5000台、タイが4.1%減の74万台などと続いた。
一方、日韓と南米の市場はマイナス成長。前年比で販売台数が1.4%、2.4%ずつ減少した。日本は490万台、韓国は179万台など。南アフリカも11.4%減の52万台に落ち込んだ。
16年の世界自動車販売についてJATO社は、「中国と欧州の強い伸びが、日本、ロシア、ブラジルの販売減を補った」と総括。また新興市場では、インド市場をクローズアップ。オートローン市場の拡大を追い風に、同国では販売台数が332万台に拡大した点を強調した。
16年の車種別世界販売では、SUV(多目的スポーツ車)が20%増の2432万台で最多。このほか、ミニバン、ピックアップトラック、高級セダンが好調に伸びたという。

【亜州IR】



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