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米政策金利見通しの不透明感強まる


 29日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨(11月7−8開催分)によると、ほぼ全ての参加者がフェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジのもう一段の引き上げがかなり早い時期に妥当になる可能性が高いとの見解を表明した。市場関係者のほぼ全員が次回(12月18−19日開催)FOMCでの利上げ決定を想定しているが、2019年以降の金利見通しについての見方は一致していないようだ。

 一部の市場関係者は「次回公表されるFOMCの経済予測は中長期的な政策金利動向を予測する際の重要な手掛かり材料になる」と指摘している。前回9月に公表されたFOMC予測では、2019年のコアPCEは2.1%で3回の利上げが想定されていたが、12月のFOMC予測で政策金利見通しは引き下げられる可能性がある。政策金利見通しが変更されなかった場合、ドルは上昇すると予想されるが、米国株式市場は著しく混乱する可能性は否定できない。


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