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東芝、 積水ハウス、ANAなど


<6502> 東芝 208.3 +3.5売り先行も切り返す。米原子力子会社WHを非連結会社にし、原発リスクを最小限に抑える調整に入ったと報じられた。海外同事業から撤退することとなる。なお、麻生財務相が午前の記者会見で、「11条の適用申請が31日までに決まらないと、東芝も決算を出しにくい」と発言、3月中に11条の適用申請を決めるべきとの見方を示したことで、リスク軽減への期待感などから買い戻しが優勢に。

<1928> 積水ハウス 1885 +3伸び悩む。17年1月期営業利益は前期比23%増の1841億円で、会社計画1750億円及びコンセンサス(1780億円程度)を上回って着地。賃貸住宅事業やリフォーム事業などで2桁増益となり、国際事業も大幅に損益が改善。18年1月期の通期営業利益予想は同4.3%増の1920億円(コンセンサスは1860億円程度)。また、自己株式の消却や、第4次中計も関心を誘ったが買いは続かず。

<9202> ANA 348.9 +12反発。足元でNY原油相場は節目の50ドルを割り込んでいる。8日に米エネルギー情報局
(EIA)が発表した週間石油在庫統計で、シェールオイルの増産を背景に原油在庫が大幅増となったことが引き続き嫌気されている。原油安メリット銘柄として、同社に物色が向かったようだ。また、米系大手証券がレーティングを「弱気」から「強気」に引き上げたほか、その他の証券の目標株価引き上げなども材料視された。

<4578> 大塚HD 5319 +254大幅反発。みずほ証券は目標株価を4950円から5130円に引き上げている(「中立」継続)。R&D費の増加で18年12月期までは当期利益を減額修正、19年12月期以降は増額を予想。抗精神病薬レキサルティの効能追加、グアデシタビン(急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS))が成長ドライバーとなると見ているようだ。また、メリルリンチ日本証券の「買い」格上げも支援材料に。

<6758> ソニー 3661 +129大幅続伸。S&Pグローバルは、長期会社格付けを「BBB-」から「BBB」に、短期会社格付けを「A-3」から「A-2」に1段階引き上げ、見通しを「安定的」としたと発表。構造改革を進め、事業PFの見直しを強化したことで、エレクトロニクス事業の収益下振れリスクが大幅に低減し、経営効率も改善したと指摘。18年3月期も、主力事業の堅調な業績とイメージセンサー事業の回復で収益改善基調の維持も予想。

<4963> 星光PMC 1241 +138急伸。一部専門紙で同社が「セルロースナノファイバー(CNF)配合樹脂ペレットの商業生産を開始する」と報じたことが材料視されている。年内に茨城県にあるパイロットプラントの生産能力を数倍に引き上げ、量産体制を整えるもようで、17年末までに販売を開始する見通しだ。報道によると、本格採用が見込まれる有望案件も既にでているようで、業績期待が先行する格好。

<8795> T&DHD 1924 +92続伸で昨年来高値を更新。野村証券はレーティングを「中立」から「買い」に格上げ、目標株価を1090円から2180円に引き上げている。国内金利上昇によって、利息・配当金収入の増加が見込まれる。また、生命保険会社の企業価値を示すエンベディッド・バリューも増加し、資本余裕度が一層改善し、同業他社に対してアドバンテージを維持すると見ているようだ。加えて、株主還元拡大への期待にも言及。


<NH>

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