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コナミHD、エーザイ、花王など


<9501> 東京電力HD 521 -16反落。経済産業省では前日に有識者会合を開催。福島第1原発の事故対応費用が、従来予想の11兆円から21.5兆円に倍増との新試算を示した。前日には、政府が交付国債による無利子融資枠を引き上げると伝わったことから、財務不安の低下が材料視される格好となり、ストップ高まで買われた。しかし、新たな事故対応費用の試算が明らかになったことで、改めて費用負担に対する警戒感が高まる格好に。

<9984> ソフトバンクG 7825 +33前日終値水準でのもみ合い。売買代金は前日に続きトップとなっている。昨日は年初来高値7970円をつけ、節目の8000円も意識されていた。しかし、連日の大幅高で過熱感が意識されてきている他、週末要因もあり本日は一旦利益確定の動きが強まっているようだ。なお、一部特集記事では、トランプ氏との会談だけで評価は変わらないといった冷静な見方なども紹介されている。

<1928> 積水ハウス 1930.5 +32続伸。前日に第3四半期(2-10月期)決算を発表、営業利益は前年同期比14.0%増の
1272億円となり、1150億円レベルの市場予想を上回っている。都市部における高付加価値商品の販売拡大、リフォーム事業、不動産フィー事業の好調などが背景となっている。順調な決算確認で安心感が強まる展開に。また、中国事業の黒字転換に対する評価も高まっているもようだ。

<9766> コナミHD 4010 +205大幅続伸。新作ゲームアプリ「遊戯王デュエルリンクス」がアップルストアの売上ランキングでトップ3入りしている。みずほ証券では、更なるアップサイドも期待できるタイトルであることが改めて証明されたと評価、18.3期の同アプリ月商規模20-25億円は国内だけでクリアできる可能性としている。また、前日には同ゲームを1月中旬から全世界向けに配信決定とも発表。

<6632> JVCケンウッド 307 -17大幅続落。ZMPがマザーズの上場延期を発表、顧客リストの一部流出などが一因となっているもよう。上場日程の具体的なメドは現在なしとしている。注目度の高いIPO銘柄として、同社などのZMP株保有銘柄は含み資産の拡大などが期待されていたが、こうした期待感が大きく後退する格好に。なお、同社は200万株、発行済み株式数の4.6%を保有している。

<4523> エーザイ 6881 +606後場から上げ幅広げて大幅反発。アルツハイマー病の学会において、バイオジェン社および同社が共同開発しているアミロイドβオリゴマー抗体のaducanumabのフェーズIb試験結果が発表されている。プラセボ対比の脳内アミロイドβの減少、認知機能低下の減速が確認されるなど良好なものとなっており、安心感が強まる展開のもようだ。

<9632> スバル興業 499 +34大幅続伸、2006年1月以来の500円台を回復している。前日に第3四半期の決算を発表、営業利益は19億円、前期比22%増益となり、通期予想は従来の19億円から21億円に上方修正している。主力の道路事業が想定を上回る見通しであるほか、レジャー・不動産事業も順調に推移。加えて、特別配当を実施し、年間配当金は従来予想の7.5円から13円に引き上げている。

<4452> 花王 5305 +62しっかり。JPモルガン証券(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価は6300円を継続している。株式市場の成長期待の萎縮を反映して株価は調整しているものの、バリュエーションはむしろ魅力的になったと指摘。下値リスクが限定的というディフェンシブ・クオリティは高いと評価している。
また、接近している中期計画発表も期待材料と。



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