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米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス


6日の日本株市場は、米国市場の下落と米中交渉進展への期待が交錯する中、押し目狙いのスタンスが強まる見通しです。前日の米国市場では、雇用指標の弱さやテスラの株価下落が響きましたが、トランプ大統領と習近平国家主席の電話会談での合意が投資家の安心感を後押ししました。特にレアアースの輸出規制が緩和される可能性が報じられ、日本の自動車業界にとってプラス材料となっています。今後は米中交渉の進展次第で、日本株も押し目での買いが期待される一方で、依然として利益確定売りが入りやすい状況です。週末の米雇用統計発表も控えており、慎重な取引が続く見込みです。

*08:42JST 米中交渉の進展期待から押し目狙いのスタンス  6日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まるなかで、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。5日の米国市場は、NYダウが108ドル安、ナスダックは162ポイント安だった。週次新規失業保険申請件数が予想外に増加し、労働市場の減速懸念が重荷になった。トランプ米大統領が中国の習主席との電話会談が前向きな結果で終了したと言及すると、米中貿易摩擦への懸念が和らぐ場面もみられたが、テスラの急落が投資家心理を冷ます形になった。シカゴ日経225先物は大阪比35円安の37485円。円相場は1ドル=143円50銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで37310円まで売られ、支持線として意識されていた25日線を下回ってきたが、米中首脳会談が行われたことで、今後の米中交渉の進展期待が高まりやすく、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。週末に米雇用統計を控えていることで積極的な売買は手控えられそうだが、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうである。

 米中首脳の電話会談では貿易交渉の安定化を目指して近く閣僚級協議を開くことで合意した。自動車などの産業に必要不可欠なレアアースの輸出問題を取り上げたと報じられており、詳細は不明ではあるものの、レアアース不足で生産停止の影響が出てきたスズキ<7269>など自動車各社への買い戻しの動きが出てくるようだと、安心感につながる可能性がありそうだ。

 米雇用統計の発表を控え、全体としては利益確定の売りが入りやすいだろう。強い基調が続いている中小型株においても、いったん利食いに向かわせる可能性がありそうだ。ただし、中小型株については良好な需給状況のなかで押し目狙いに向かわせよう。また、リバランスの動きがみられるなか、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への買い戻しも意識されやすいだろう。

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