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防衛関連株への押し目拾いの動き


9日の日本株市場では、荒い値動きの中、押し目拾いが注目されています。前日の米国市場は急落し、日本市場もそれに影響を受ける形で始まりました。中国との貿易摩擦が続いており、相互関税の発動を前に経済の先行き不安が強まっています。この状況下で、中国との合意が難しい中、短期的な売買が中心となる見込みです。米国と日本の二国間協議が進展する可能性から、大幅な下落は抑えられると考えられ、特に防衛関連株での押し目拾いの動きが期待されています。米上院が防衛支出増を求めるコルビー氏を国防次官に承認したことも、防衛関連株への関心を高めています。

*08:42JST 防衛関連株への押し目拾いの動き  9日の日本株市場は、引き続き荒い値動きの相場展開のなか、押し目狙いのスタンスに向かわせそうだ。8日の米国市場は、NYダウが320ドル安、ナスダックは335ポイント安だった。米韓首脳の電話会談で関税協議が順調に進んだとのトランプ大統領の発言や、米財務長官がおよそ70近い諸国が交渉を要請していると伝わるなかで大幅に上昇。その後、中国の報復措置を受け、米政府が中国輸入品に対し合わせて100%超の関税を9日から発動する計画を再表明したため、終盤にかけて下落に転じた。シカゴ日経225先物は大阪比855円安の32245円。円相場は1ドル=145円90銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物のナイトセッションにおいても米国市場の乱高下の影響を受けており、33920円まで買われた後に、一時31830円まで急落する場面もみられ、32140円で終えていた。ナイトセッションにおいても連日で2000円を超える変動とボラティリティの大きい相場展開であり、関税を巡る報道には引き続き敏感に反応しやすいだろう。

 米政権による相互関税が9日に発動されるのを踏まえ、貿易摩擦の悪化や経済の先行き不透明感が根強く、荒い値動きが続きそうである。中国との合意は期待しづらいため、積極的な売買は手控えられることになろう。昨日の日経平均株価は大幅な上昇となったが、急伸していた銘柄などには短期的ながら売り仕掛け的な動きもありそうだ。一方で、日本においては米国との二国間で協議を行うこととなっており、協議の進展期待から下へのバイアスは強まりにくいと考えられ、押し目を狙いたいところである。

 そのため、物色としては個別に材料のある銘柄での短期的な売買が中心になりそうだ。また、米上院は8日の本会議で、国防総省の国防次官にエルブリッジ・コルビー氏を充てる人事を賛成多数で承認した。コルビー氏は日本に対し、防衛支出を国内総生産(GDP)比で「できるだけ早く3%以上」に引き上げるよう要求している。
防衛関連株への押し目拾いの動きも入りやすいだろう。

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