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やや利食い優勢ながら、断続的に売り方の買い戻しは入りやすい


*08:34JST やや利食い優勢ながら、断続的に売り方の買い戻しは入りやすい  19日の日本株市場は、利食い優勢ながら底堅い相場展開になりそうだ。18日の米国市場はNYダウが10ドル安だった。ゴールドマン・サックスの決算が予想を下回ったほか、ジョンソン・アンド・ジョンソンの下落が重荷となった。その後、中国の1-3月期国内総生産(GDP)が1年ぶりの伸びとなるなど、経済活動の再開の影響が明確化したため世界経済への悲観的見方が後退し下げ幅を縮小した。また、エヌビディアは同社にネガティブだったアナリストが、AI絡みの需要増加期待に投資判断を2段階引上げたため買われた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の28655円。円相場は1ドル134円00銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや利食い優勢の相場展開が見込まれる。日経225先物は一時28760円まで上げる場面が見られたものの、その後は28580円まで売られた後は、こう着感の強い展開のなか、日中比変わらずだった。アトランタ連銀のボスティック総裁は、利上げはあと1回想定しているとの発言が伝わったが市場の反応は限られており、投資家の関心は主要企業の決算に向かっているようだ。国内においても主要企業の決算が本格化してくることから、積極的な売買は手控えられてきそうだ。

 日経平均は3月9日に付けた28734円に接近してきており、いったんは達成感が意識されてきやすいところであり、利益確定に向かわせやすいところでもある。前日までの8営業日続伸で過熱感も警戒されやすい面もあり、調整を挟みたいところであろう。ただし、日経平均は順調に下値を切り上げてきており、押し目待ちに押し目なしの状況であるため、買い方にとっては徐々に押し目買いポイントを切り上げざるを得ないところだ。3月高値接近で達成感が意識されてきたとしても、その後の下値の堅さが意識されると、売り方の買い戻しを交えたトレンドに向かわせよう。決算を見極めつつ、押し目買い意欲は強まりそうだ。

 また、VIX指数は低下傾向を継続しており、断続的に売り方の買い戻しは入りやすいだろう。ゴールドマン・サックスは決算が嫌気されたものの、売り一巡後は買い戻しの動きを見せており、センチメントは悪化しないと考えられる。金融不安で売り込まれた金融セクターへの買い戻しは継続しそうだ。また、昨日はTSMCの設備投資計画の引き下げ報道が半導体株の重荷となったが、米国では小幅に上昇していたほか、エヌビディアの上昇もあってSOX指数は小幅に上昇した。前日に売られた半導体株の一角にはショートカバーが入りやすいだろう。その他、ispace<9348>の強い動きが継続しており、直近IPO銘柄へは個人主体の値幅取り狙いの資金が向かいやすい。
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