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こう着ながらも底堅い相場展開に


 14日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。13日の米国市場はNYダウが208ドル安だった。6月消費者物価指数(CPI)が前年比で41年ぶりの高水準に加速したため7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で1.0%利上げ観測も浮上したことから売り優勢の展開だった。ただし、長期金利が低下に転じると売り圧力も後退し引けにかけて下げ幅を縮めた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の26485円。
円相場は1ドル137円40銭台で推移。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、小動きで始まりそうだ。再びCPIショックといった格好とはなったものの、前日には予想を上回る上昇になるとの観測から警戒を強めていた。0.75%の利上げが確実視され、1.0%の利上げ観測についても、前日の時点で伝わっていたこともあり、ネガティブな動きは限られそうだ。また、東証プライム市場の出来高は9億株を下回る薄商いだったことから見ても、先回り的な動きは限られていたであろう。

 そのため、1.0%の利上げを織り込む流れから上値は抑えられるだろうが、下値の堅さは意識されてくる可能性はありそうだ。また、VIX指数は上昇しており、軟調な推移を続けていたハイテク株の一角には引き続きリスクを取る動きも見られており、東京市場においても、ハイテク株の押し目を拾う動きなども意識されやすいところであろう。そのほか、VIX指数は低下していることもリスク回避には向かわないと考えられる。CPIの結果を受けた米国市場の下落の影響から売られる局面においては押し目待ちの動きに期待したいところではある。

 また、前日の薄商いのなかで見送っていた資金流入についても、CPI通過に伴うアク抜けの動きも意識されそうであり、相場全体の底堅さに繋がりそうだ。日経平均は5日、25日線が位置する26500円辺りでは上値を抑えられるものの、前日の安値水準での押し目待ちの買いに期待。また、テクニカル面では一目均衡表では雲下限を下回って推移しているが、今後は雲のねじれが起きるため、トレンドは出やすくなる。遅行スパンは実線を下回っての推移により、下方シグナルを継続しているものの、6月高値を通過したことにより、来週にも上方シグナルを発生させてくる可能性がある。
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