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売り一巡後の底堅さを見極める相場展開に


 17日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうだ。16日の米国市場はNYダウが29ドル安だった。連邦準備制度理事会(FRB)による高インフレへの対応を好感、さらに、金融緩和解除の軌道が段階的となるとの安心感から買い先行で始まった。ただし、英国中銀の予想外の利上げに加えて、予想を下回った12月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や製造業PMIを受け景気回復への警戒感も高まる格好から下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円安の28745円。円相場は1ドル113円70銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。英国中銀の予想外の利上げが嫌気された格好だが、前日のFOMC通過後の買い戻し主導の上昇に対する一巡感もあったと考えられる。米国ではハイテク株を中心に売られていることもあり、東京市場においても前日の主要な大型株主導の上昇に対するリバランスの動きが意識されやすいと考えられる。

 もっとも、昨日の日経平均はマドを空けての上昇から25日線を一気に突破し、75日線水準までのリバウンドをみせ、節目の29000円を回復した。いったんは達成感も意識されやすい水準であることから、利食いについては想定線であろう。25日線水準での底堅さが意識される局面においては、押し目狙いのスタンスになりそうだ。FOMCが通過し海外勢のフローは減少傾向に向かうと考えられるが、25日線と75日線水準での底堅さが見られるようだとショートカバーを誘い込みやすい。

 物色の流れとしては前日に指数をけん引した指数インパクトの大きい値がさ株などは利食い対象になりやすく、ややTOPIX型優位の展開になりそうである。中小型株については、物色対象は広がりづらく、足元でリバウンド基調を強めてきた銘柄などへの短期的な値幅取り狙いにとどまりそうである。来週のIPOラッシュを前に市場への資金流入は限られており、ある程度IPOが通過してこないと、市場への利確の資金還流も期待しづらいところであろう。
<AK>
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