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ハイテク株への見直す動きがみられるかが注目される


 25日の日本株市場は米国株高の流れを受けた買い優勢の展開になろう。24日の米国市場はNYダウが424ドル高となり、ナスダックは3日ぶりに反発した。長期金利上昇の警戒から弱含みで始まったが、その後、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が上院議会での証言に続き下院議会証言でも長期にわたり金融緩和を維持する方針を繰り返したことが安心感につながった。さらに、食品医薬品局(FDA)スタッフが製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)開発の新型コロナワクチンの緊急使用許可を支持する報告書を発表、近く緊急使用が承認されるとの期待が高まった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比420円高の30060円。円相場は1ドル105円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなり、3万円台の攻防になりそうだ。前日の大幅な下げに対する売り方の買い戻しも意識されやすく、インデックスに絡んだ売買により、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの上昇は日経平均をけん引する流れが見込まれよう。昨日は大幅な下落とはなったが、センチメントとしては大きく調整する局面においては押し目狙いの好機といった見方が今回も意識されやすく、買い一巡後はこう着感が強まる可能性はあるものの、押し目待ちの買い意欲は強そうである。

 また、J&J製ワクチンはこれまでに使用を認められたワクチンと異なり、2度目の接種を必要としない。そのため承認となればより経済活動が正常化に向かうとの期待が高まることになるだろう。その他、調整が続いている米テスラについては75日線レベルからのリバウンドをみせており、ナスダックのリバウンド同様、マザーズなど新興市場の中小型株への見直しにも影響を与えそうである。物色の流れとして、昨日はコア銘柄を中心に軒並み売りに押されていたが、インデックス主導でコア銘柄への見直しのほか、利益確定の売りに押されているハイテク株への見直す動きがみられるかが注目されよう。そのほか、経済活動の正常化への期待による景気敏感セクターへの物色も意識されそうだ。
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