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テーマ株などの循環物色が中心になりやすい


 9日の日本株市場は底堅い展開が見込まれそうだ。8日の米国市場ではNYダウが104ドル高だった。7-9月期非農業部門労働生産性改定値が予想外に下方修正されたが、その後米食品医薬品局(FDA)が10日の会合を控え、ファイザー開発の新型コロナウイルスワクチンの有効性に良好な見解を示すと早期のワクチン配布への期待が高まったほか、共和党幹部が追加経済対策に関し協議することが報じられると期待感から上昇に転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円高の26570円。円相場は1ドル104円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形からやや買い先行で始まりそうである。昨日は米国の追加経済対策への期待が後退したことが売り材料視されていたが、協議を続けていることもあり、米国での期待は根強いようである。また、ワクチンについても承認の可能性が高いとして供給期待が高まりやすく、底堅さが意識されよう。足元では先物主導で26300円台を仕掛けてくる動きがみられていたが、26500円辺りを固めてくる流れにより、短期筋の買い戻しも誘いそうである。また、ロールオーバー中心ではあるが、本日辺りがピークになると考えられる。

 もっとも、メジャーSQを控えていることから大きなトレンドは出にくいと考えられるため、買い先行後は次第にこう着感が強まりやすいだろう。物色の流れとしてはテーマ株などの循環物色が中心になりやすいと考えられ、政策に絡んだテーマでの短期的な値幅取り狙いの資金が中心。ただし、これまでの上昇によって利益確定の流れも目立ってきており、テーマ株についても物色対象に広がりは期待できず、中核的な銘柄への資金集中といったところであろう。

 また、マザーズ銘柄についても直近で売られていた銘柄へのリバウンドがみられているが、来週以降のIPOラッシュを控えていることもあり、キャッシュポジションを高めておきたい流れから、いったん値動きが鈍るようだと、換金売りの流れが強まりやすい需給状況であることは意識しておきたいところであろう。
<AK>
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